クリップを上からカニューレシールドに留める際、気管カニューレにある挿入管 (吸引器の管とカ
フを膨らませるための挿入管) を挟まないようにしてください。
- 内部カニューレが正しく固定されていることと、クリップもしっかりカニューレに取り付けられ
ていることを確認してください。
DURACUFF
クリップはカニューレがすでに装着されている状態でも取り付けや取り外しができ
®
るので、 外部カニューレを外さずに内部カニューレのみを交換することも可能です。すでに装着
してあるカニューレにクリップを取り付ける場合は、上記の項目に加えて以下の点にも注意を払
ってください:
- 肌や粘膜を傷つけないように、クリップは慎重に取り付けてください!
- クリップは保護パッドの前に取り付けてください!
6.2 DURACUFF
クリップの取り付けと取り外し
®
15 mmの回転コネクター固定用アダプターであるDURACUFF
付けるためのものです。このクリップは気管カニューレのカニューレシールドに上からスライドさ
せて取り付ける半円形のキャップであり (図 7dを参照)、クリップ取り付け時には内部カニューレが
すでに外部カニューレに挿入されている必要があります。クリップが正しく取り付けられていれば
平らで半円のクリップ裏面がカニューレシールドより奥になり (図 7eを参照)、同時にクリップの前
面が内部カニューレのリングをしっかり囲む形になります。その様になっていれば内部カニューレ
はきちんと取り付けられていることになります (図 7fを参照)。
内部カニューレを取り外すには、DURACUFF
ター) から押し上げてください。クリップには内部カニューレをしっかり固定するために圧力がか
かっているので、取り外しの際はクリップが思わぬ動きをするのを防ぐためにクリップの端を人差
し指で上から押さえてください。
DURACUFF
クリップは、第 IX章「洗浄と消毒」に記載されている通りに洗浄および消毒を行う
®
ことができます。
遅くとも使用開始 29 日後(滅菌パッケージの開封後)にはクリップを交換してください。
またクリップの使用期間と交換については第 XI章「使用期間」の内容も遵守してください。使用
期間
注意!
取扱説明書に記載されてある製品に関する特別な注意、指示、禁忌について注意を払ってくださ
い。また製品の適用が可能であるかどうか事前に担当医師の確認を取ってください。
VIII. カニューレの取り付けおよび取り外しに関する説明
医師用
適したカニューレは医師または訓練を受けた専門の医療従事者が選んでください。
最適な装着感と最高度の呼気および吸気状態を確保するためには、患者の解剖学的な形状に適した
カニューレを選択する必要があります。
内部カニューレは、空気供給量を上げるためや洗浄のためにいつでも抜き取ることができます。 内
部カニューレの抜き取りは例えばカニューレに分泌物が詰まっているのに咳で排出できない場合
や、吸引が行えず分泌物を除去できない場合に必要になることがあります。
患者用
注意
カニューレは、必ずカフを完全にしぼませた状態で挿入してください (図 7aを参照)!
注意!
滅菌パッケージに変化または損傷がないか、パッケージを入念に調べてください。滅菌パッケージ
に損傷がある場合は製品を使用しないでください。
使用期限日を確認してください。 この期日を過ぎた製品は使用しないでください。
滅菌された使い捨て手袋の使用をお勧めします。
カニューレを使用する前に、外面に損傷がないか、またはパーツが緩んでいないか点検してくだ
さい。
異常が確認された場合は製品を決して使用せずに、点検のため弊社までお送りください。
カニューレを再使用する前には必ず次の規定に従って洗浄し、場合によっては殺菌を行うように
してください。
咳や吸引しても取り除くことのできない分泌物がFahl
は、カニューレを取り外して洗浄してください。
洗浄/消毒後は、Fahl
®
べてください。機能に障害が生じたり、気管内の粘膜を傷つける恐れがあります。
破損している気管カニューレは決して使用しないでください。
警告
患者はFahl
気管カニューレの安全な取扱いおよび使用方法について、必ず訓練を受けた専門の医
®
療従事者からの指示を受けてください。
1. カニューレの取り付け
Fahl
気管カニューレ挿入のための使用ステップ
®
使用者は使用の前に手を洗ってください (図 3を参照)。
®
気管カニューレに尖った角や破れ、またはその他の損傷がないか綿密に調
クリップは、外部カニューレに取り
®
クリップの両端をコネクター (15mmの回転コネク
気管カニューレの内腔にたまっている場合
®
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JA