使用方法
すべての指示に、注意深く従ってください。従わない場合、正確な結果が得られないことがあります。
検査室の作業台および備品(ピペット、キャップ/デキャップツール等)は、1~5%(v/v in water)の家庭用漂白液または
DNA除去用液を使用して定期的に除染してください。
検体の増菌
3M社では、食品検体および環境検体の増菌には、3M 改良 リステリア菌 回復ブロス(表2)、またはデミ フレーザー基礎培
地/フレーザー基礎培地(表3)のいずれかの使用を推奨します。
警告:3M 分子検出アッセイ リステリア を使用する際に、デミ フレーザー基礎培地またはフレーザー基礎培地にクエン酸
鉄アンモニウム(FAC)があらかじめまたはサプリメントとして添加されている場合は、これら基礎培地を使用しないで
ください。
食品
表2および表3には、1:10の希釈率で食品検体25 gを増菌する場合のガイドラインを示しています。この検査法がお客様の基
準に合致するかを確かめるために他の検体採取プロトコルあるいは希釈率で確認することは、お客様の責任です。
• 増菌培地をあらかじめ37±1°Cに加温します。
• 増菌培地と検体は無菌的に混合します。すべての肉類、超微粒子検体に関しては、フィルターバッグの使用を推奨しま
す。均一になるよう、ストマッカーやブレンダーを使用するか、手で揉むなどして2分間よく撹拌(ホモジナイズ)し
ます。37±1°Cで培養します(表2および表3を参照)。
• デミ フレーザー基礎培地を使用する検査プロトコルの場合のみ:必要に応じて、前培養培地0.1 mLをフレーザー基礎培
地10.0 mLに滴下します(表3を参照)。37±1°Cで、24~26時間培養します。
環境検体
検体採取には、殺菌剤の効果を不活性化する中和溶液を浸み込ませたスポンジを利用できます。3M社では、殺生物剤フリー
のセルローススポンジの使用を推奨しています。中和溶液は、Dey-Engley(D/E)中和ブロスを使用できます。検体採取後
に、採取領域を消毒することを推奨します。
警告:スポンジに浸み込ませる溶液としてアリルスルホン酸塩を含有する中和緩衝液(NB)の使用を選択した場合、汚
染された製品の流出の原因となる偽陰性の結果に伴う危険を回避するため、検査前に、増菌した環境検体の1:2希釈
(検体1に対して滅菌増菌培地1)を必ず行ってください。
表面の病原菌の有無を検証するための推奨採取範囲は、最小100 cm
取を行う際は、2方向(左と右、その後上と下方向)に向かってエリア全体を覆うか、現行の検体採取プロトコルあるいは
FDA BAM
(1)
、USDA FSIS MLG
1. 増菌培地をあらかじめ37±1°Cに加温します。
2. 増菌培地と検体は無菌的に混合します。均一になるよう、ストマッカーやブレンダーを使用するか、手で揉むなどして
よく撹拌(ホモジナイズ)します。3M 改良リステリア菌回復ブロスを使用する検査プロトコルの場合は、均一になる
よう、2±0.2分間よく撹拌します。デミ フレーザー基礎培地 を使用する検査プロトコルの場合は、均一になるよう、
30秒間よく撹拌します。37±1°Cで培養します(表2および表3を参照)。
、ISO 18593
(2)
(6)
ガイドラインに従って環境検体を採取してください。
(10 cm x 10 cmまたは4" x 4")です。スポンジで検体採
2
4
JA
(日本語)