3
分子検出アッセイ リステリア
製品の概要および用途
3M™ 分子検出アッセイ リステリア は、3M™分子検出システムを用いて環境検査における リステリア属菌 を迅速かつ特異
的に検出するときに使用します。
3M 分子検出アッセイは、増幅した菌を検出するために、高い特異性と感度を持つ核酸配列を迅速に増幅するLAMP法を、生
物発光性と組み合わせて利用します。推定陽性結果はリアルタイムに表示され、陰性結果はアッセイが完了してから表示
されます。結果が陽性と推定される場合は、任意の別の方法または行政の規制によって指定されたとおりに確認する必要
があります
(1,2,3)
。
3M 分子検出アッセイ リステリア は、検査技術の訓練を受けた技術者が検査室環境で使用することを想定しています。3M
社は、食品または飲料以外の産業における本製品の使用に関しては検証しておりません。例えば、3M社は、本製品を水や
医薬品、化粧品、臨床または獣医学検体の検査で使用することについて検証しておりません。3M 分子検出アッセイ リステ
リア は、すべての検査プロトコル、すべての菌株に対する評価は実施しておりません。
すべての検査法と同様に、増菌培地が結果に影響する場合があります。3M 分子検出アッセイ リステリア と3M™ 改良 リス
テリア菌 回復ブロス(mLRB)、デミ フレーザー基礎培地、フレーザー基礎培地(上記培地の一般的な組成は下記のとおり
です)との併用に対する評価は実施されています。
3M 分子検出アッセイ リステリア を使用する際に、デミ フレーザー基礎培地またはフレーザー基礎培地にクエン酸鉄アン
モニウム(FAC)があらかじめまたはサプリメントとして添加されている場合は、これら基礎培地を使用しないでくだ
さい。
デミ フレーザー基礎培地の一般的な組成(g/L)
塩化ナトリウム
リン酸二ナトリウム
牛肉エキス
カゼインのパンクレアチン消化物
動物組織のペプシン消化物
酵母エキス
塩化リチウム
リン酸二水素カリウム
エスクリン
アクリフラビン塩酸塩
ナリジクス酸
pH7.2±0.2、25°Cに最終調整します。
3M™分子検出装置は、アッセイのライシスステップ中に熱処理を行った検体を測定することを目的としており、検体中に
存在する有機物を分解するように設計されています。アッセイのライシスステップ中に適切な熱処理を行っていない検体
は、潜在的バイオハザードと考えられる可能性がありますので、3M 分子検出装置内には入れないでください。
3M食品衛生管理製品は、設計と製造にISO(国際標準化機構)9001の認証を取得しています。
3M 分子検出アッセイ リステリア 検査キットは、表1に記載のとおり96検体用となっています。
表1. キットの内容
品目
ライシス(LS用)
チューブ
リステリア 試薬チューブ 青色チューブ
予備キャップ
陰性コントロール(NC) 青色キャップ
試薬コントロール(RC)
クイックスタートガイド
20 g
9.6 g
5.0 g
5.0 g
5.0 g
5.0 g
3.0 g
1.35 g
1.0 g
0.0125 g
0.01 g
特徴
数量
96テスト分(8連チューブ12セット)
クリアチューブ
96テスト分(8連チューブ12セット)
96テスト分(8連キャップ12セット)
青色キャップ
チューブ1本
フリップトップ式
16(チューブ8本入り2パウチ)
クリアチューブ
1
フレーザー基礎培地の一般的な組成(g/L)
塩化ナトリウム
リン酸二ナトリウム
牛肉エキス
カゼインのパンクレアチン消化物
動物組織のペプシン消化物
酵母エキス
塩化リチウム
リン酸二水素カリウム
エスクリン
アクリフラビン塩酸塩
ナリジクス酸
pH7.2±0.2、25°Cに最終調整します。
内容量
チューブ1本につきLS
580 µL
凍結乾燥済み特異増幅
試薬および検出試薬
分子生物学的試験用水
の水1 mL
凍結乾燥済みコントロ
ールDNA、増幅試薬お
よび検出試薬
1
JA
(日本語)
発行日: 2015-02
製品情報
MDAL96
20 g
9.6 g
5.0 g
5.0 g
5.0 g
5.0 g
3.0 g
1.35 g
1.0 g
0.025 g
0.02 g
特記事項
ラック入り、
調整済み
調整済み
調整済み
調整済み
調整済み