安全性についての非常に重要なお知らせ:
44ページの付録Bにある、バイクとコンポーネントの耐用期間に関する重要な情
報も、よく読んで完全に理解しておいてください。
ヘルメットをかぶって、新しいバイクで初めての慣らし運転に出かけるとき
は、自動車、他のライダー、障害物などの危険がない、管理された環境を選んでく
ださい。まずは、お客様の新しいバイクの操作系、機能、性能に慣れるためのライ
ディングから始めましょう。
バイクのブレーキ操作を練習しましょう(セクション4.Cを参照)。低速でブ
レーキの効きを試します。体重を後方へ移しながら、リアブレーキから先に徐々に
ブレーキをかけます。フロントブレーキを急激にかけたり、フロントブレーキのか
け方が強すぎたりすると、体がハンドルバーを越えて前方へ投げ出されるおそれが
あります。ブレーキのかけ方が激しすぎると、ホイールがロックしてしまう可能性
があり、バイクのコントロールを失って転倒するおそれがあります。ホイールがロ
ックすると、タイヤのスリップなどの現象が起きます。
トウクリップまたはクリップレスペダルが装備されている場合は、シューズと
ペダルの着脱練習をしましょう。このセクション前出のB.4、およびセクション
4.E.4を参照してください。
サスペンションが装備されている場合は、ブレーキをかけたとき、およびライ
ダーが体重移動をしたときのサスペンションの挙動に慣れておきましょう。このセ
クション前出のB.6、およびセクション4.Fを参照してください。
変速の練習をしましょう(セクション4.Dを参照)。絶対にしてはいけないの
は、クランクを逆回転させながらシフターを操作することと、シフターを操作した
直後にクランクを逆回転させることです。これはチェーンに無理な力が加わる原因
となり、バイクの大きな損傷につながる可能性があります。
バイクのハンドリングと反応を確かめ、快適に乗れるかどうか確認してくだ
さい。
わからないことがあったり、何かがおかしいと感じたりした場合は、乗るのを
止めて販売店にご相談ください。
警告:お客様がライディングをする地域では、特定の安全装備の使用が義
務付けられているかもしれません。その地域の法規を知り、適用されるす
べての法規に従うことは、お客様の責任です。これには法規の要求に応じ
てご自身とバイクの適切な装備品を用意することも含まれます。
その地域のバイクに関するすべての法律と規則を守ってください。またバイク
のライト類、登録、歩道の通行についての規則、自転車道やトレイルの利用を規制
する法規、ヘルメットについての法規、自転車用チャイルドシートについての法
規、自転車の交通に関する特別な法規を守ってください。そうした法規を知り、守
ることは、お客様の責任です。
D.初めてのライド
2.安全性
A.基本事項
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