接続した状態でモニタリングを行う場
合、利用可能なすべてのパラメータは、
表2および表3に掲載のとおりです。
警告
HemoSphere圧ケーブル(装着部アクセサ
リー、耐除細動)を互換性のあるモニタ
リングプラットフォームに接続した場合
に限り、IEC 60601‑1に適合します。本書に
記載されない方法で外部機器を接続
する場合や、システムを構築する場合
は、この規格を満たさないことになりま
す。本書に記載される方法で製品を使
用しない場合は、患者さんやオペレータ
が感電する危険性が高まります。
いかなる形であっても、本製品を修理・
分解・改造しないでください。修理・分
解・改造すると、患者さんやオペレータ
の安全、または製品の性能に影響を及
ぼすおそれがあります。
使用上の注意
包装や圧ケーブルが破損している場合
は、使用しないでください。破損の例とし
て、亀裂、傷、へこみ、あるいは、ハウジン
グが損傷したと思われる何らかの形跡
が挙げられます。
HemoSphere圧ケーブルの
セットアップ
モニターを使用したモニタリング手順
全文については、eifu.edwards.comに掲載
されているHemoSphereアドバンスド
モニターの取扱説明書を参照してくだ
さい。
1. HemoSphere圧ケーブルの端部(図1中
の④)を互換性のあるモニターに接
続します。
2. 互換性のあるモニターをセットアッ
プし、起動します。
3. ②に適切なカラーインサートを挿入
し、モニタリングされている圧力の種
類を示します。色は以下のとおりで
す。
• 赤色:動脈圧(AP)
• 青色:中心静脈圧(CVP)
• 黄色:肺動脈圧(PAP)
• 緑色:心拍出量(CO)
4. 圧センサーを圧ケーブルに接続し
ます。③のゼロ点調整ボタンを囲む
圧ケーブルのLEDが緑色に点滅し、
圧センサーが検出されたことを示し
ます。黄色に点灯すると、センサー
の故障状態を示します。このような
場合は、特定の故障状態の詳細に
ついて、モニター画面を参照してく
ださい。
5. カテーテルの準備と挿入手順につ
いては、圧モニタリングカテーテル
のIFUに掲載されているすべての指
示に従います。HemoSphere圧ケーブ
ルは、モニタリングの前にゼロ点調
整する必要があります。
圧ケーブルのゼロ点調整
1. ゼロ点調整を開始するには、図中
③のゼロ点調整ボタンを押し続ける
か、接続したモニターの画面でゼロ
点調整プロセスを開始します。画面
上でのゼロ点調整手順については、
互換性のあるモニターの取扱説明
書を参照してください。
注意:ケーブルの損傷を防ぐため
に、圧ケーブルゼロ点調整ボタンに
過剰な力をかけないでください。
2. 使用説明書に従って、センサーの活
栓バルブ(ベントポート)を患者さん
の中腋窩線と第4肋間腔の交点と
同じ高さに合わせます。
3. 活栓バルブを開いて大気条件を測
定します。
4. 圧ケーブルのゼロ点調整ボタンま
たは画面上のボタンを押し続け、ゼ
ロ点調整を完了します。正しくゼロ
点調整されると、ゼロ点調整ボタン
のLEDは消灯します。
5. 安定したゼロ圧を確認し、活栓を回
して、センサーが患者さんの血管内
圧を読み取れるようにします。
MRIに関する注意
MRI危険
MRI環境下でHemoSphere圧ケーブルを使
用しないでください。圧ケーブルは金属
部品を含み、MRI環境下では高周波に
よって発熱が誘発されるおそれがある
ため、「MRI危険」に分類されています。
仕様
物理的仕様
ケーブル長:3m(10フィート)
動作条件
温度:10~32.5 °C
湿度範囲:20~90%(結露なし)
高度(大気圧):0 m/0 ft(1013 hPa)~
3048 m/10,000 ft(697 hPa)
IP等級:IPX4
メンテナンス
互換性のあるモニターからHemoSphere圧
ケーブルを抜くとき、あるいは、圧ケーブ
ルからセンサーを抜くときは、必ず接続
部を持って引いてください。ケーブルを
引っ張ったり、器具を使って取り外したり
しないでください。
注意:HemoSphere圧ケーブルが激しい勢
いで落下すると、ケーブルの損傷または
故障が発生する場合があります。
破損の形跡がないかどうか、HemoSphere
圧ケーブルを定期的に点検してくださ
い。ケーブルの状態を確認して、 ワイヤ
の露出、亀裂、破損、圧迫された形跡な
どのいずれかが見られた場合は、交換
してください。
HemoSphere圧ケーブルは再使用可能な
器具です。院内の無菌操作に従って、
表面を清掃できます。器具は、以下の
化学薬品を使用して、布で拭き取りま
す。70%イソプロピル、2%グルタルアル
デヒド、10%漂白剤溶液、または第4級ア
ンモニウム溶液。圧ケーブルをモニタ
ーから切断し、トランスデューサーコネク
ターを空気乾燥します。トランスデュー
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サーコネクターを乾燥するには、清潔
な、壁掛けエアコン、エアダスター、また
はCO2スプレーを2分以上あてて乾燥し
てください。室温で放置して乾かす場
合、コネクターを使用前2日間は乾燥さ
せてください。
注意:
上記以外の洗浄剤やスプレー剤を用
いたり、圧ケーブルに直接洗浄液を注
いだりしないでください。
圧ケーブルを、蒸気、放射線、EOで滅菌
しないでください。
装置には電子機器が含まれます。取り
扱いに注意してください。
液体等に浸漬しないでください。
保管
破損しないよう納入時の包装箱に入
れ、乾燥した冷所で保管してください。
注意:ケーブルを最初に巻かれていた
方向とは逆に巻いたり、ケーブルをきつ
く巻いたりしないでください。
温度:‑18~45 °C
相対湿度:90%(45°C、結露なし)
標高:0~6096 m(20,000 ft)
テクニカル サポート
製品に関するお問い合わせは下記の
電話番号にお願い致します。
顧客窓口センター
電話番号:. . . . . . . . . . . . . . . . +81(0)3 6894 0500
価格、仕様、在庫モデルは予告なく変
更される場合があります。
本書の末尾に記載された凡例を参照
してください。