ーまたはFloTrac IQセンサーに接続した場
合、追加パラメーターが利用でき、低血
圧イベント発生確率に関する情報を医
師に提供します。
注:HemoSphere圧ケーブルの予測耐用
年数は製造日から5年です。耐用年数
に達した時点でケーブルを交換し、
Edwards Lifesciences株式会社まで返却し
てください。詳細については、最寄りの
Edwards株式会社にお問い合わせくだ
さい。
互換性のあるセンサー
HemoSphere圧ケーブルは、互換性のある
モニター、Edwards製認定DPTまたはセン
サーと、互換性のある圧モニタリングカ
テーテルを併用して、血管内圧を測定
することを想定しています。正規の
Edwards製センサーとしては、TruWave DPT、
FloTrac、Acumen IQ、FloTrac IQセンサーが挙げ
られます。
適応
HemoSphere圧ケーブルと併用して使用し
た場合のHemoSphereアドバンスドモニター
は、心臓機能、体液状態、血管抵抗お
よび血圧間のバランスを連続して評価
する必要のある緊急患者の使用に適
応されます。また、病院環境において、
周術期の目標指向療法プロトコールと
組み合わせて血行動態パラメータのモ
ニタリングに使用できます。センサーや
トランスデューサーの使用があてはまる
患者集団に関する情報については、
Edwards製FloTracセンサー、Acumen IQセンサ
ー、FloTrac IQセンサー、およびTruWave DPTの
取扱説明書を参照してください。
Edwards Lifesciences製Acumen Hypotension
Prediction Index(HPI)の機能は、患者の将
来的な低血圧イベント発生確率(最低
1分間に65 mmHg未満の平均動脈圧とし
て定義されるイベント)および関連する
血行動態に関する生理学的な知見を
医師に提供することです。Acumen HPI機
能は、高度な血行動態モニタリングが
行われている手術室(OR)患者の使用
に適応されます。Acumen HPI機能は、患
者の生理的状況に関する追加の定量
的情報とみなされており、あくまで参考
とし、治療の判断はAcumen Hypotension
Prediction Index(HPI)パラメーターのみに基
づいて行わないでください。
各患者集団に対して利用できる測定
パラメータおよび算出パラメータの全一
覧については、「用途」、表2および表3を
参照してください。
用途
HemoSphereアドバンスドモニタリングプラ
ットフォームは、有資格の医療従事者ま
たは訓練を受けた臨床医が病院の救
命救急医療環境で使用することを想
定しています。HemoSphereアドバンスドモ
ニタリングプラットフォームは、互換性の
あるEdwards製オキシメトリーカテーテ
ル、Swan‑Ganzカテーテル、圧モニタリング
センサーおよび圧モニタリングカテーテ
ルと併用することを想定しています。
HemoSphereアドバンスドモニターと
HemoSphere圧ケーブル、またはHemoSphere
圧ケーブルとオキシメトリーケーブルを
表1. パラメータ測定仕様
パラメータ
仕様
FloTrac心拍
表示範囲
出量(CO)
1
再現性
ライブ血圧表示範囲 ‑34~312 mmHg
血圧2
MAP/DIA/SYS表示範囲
CVP表示範囲
MPAP表示範囲
精度
周波数帯域
3
脈拍数(PR) 精度
1
変動係数 – 電子作成データによる測定
2 パラメータの仕様は、IEC 60601‑2‑34基準に準拠しています。試験は検査室環境で実施
3
精度試験は検査室環境で実施
表2. HemoSphere圧ケーブルで利用可能なパラメータ
略語
定義
CO
連続的心拍出量
CI
連続的心係数
CVP
中心静脈圧
DIA
拡張期血圧
dP/dt*
動脈圧立ち上がり部の最
大傾斜
Ea
*
動的動脈エラスタンス
dyn
MAP
平均動脈圧
MPAP
平均肺動脈圧
PPV
脈圧変動
SV
1回拍出量
SVI
1回拍出量係数
SVR
体血管抵抗
SVRI
体血管抵抗係数
SVV
1回拍出量変化
SYS
収縮期血圧
HPI*
Acumen Hypotension Prediction
Index
* パラメーターは、Acumen HPI機能が有効な場合にのみ利用できます。お使いの地域ですべてのパラメータ
ーが利用できない場合があります。
表3. HemoSphere圧ケーブルおよびオキシメトリーケーブルで利用可能なパラメータ
略語
説明
DO2
酸素運搬量
DO2I
酸素運搬量係数
VO2
酸素消費量
VO2I
酸素消費量係数
VO2e
ScvO2をモニタリングすると
きの推定酸素消費量
VO2Ie
ScvO2をモニタリングすると
きの推定酸素消費係数
60
1.0~20 L/min
±6%または0.1 L/min(いずれか大きい値)
0~300 mmHg
0~50 mmHg
0~99 mmHg
±4%または±4 mmHg(いずれか大きい値、
‑30~300 mmHg)
1~10 Hz
A
≤3 bpm
rms
使用するサブ
患者集団 病院環境
システム技術
HemoSphere圧
成人のみ
ケーブル
使用するサブ
患者集団 病院環境
システム技術
HemoSphere圧
ケーブルおよ
びHemoSphere
成人のみ
オキシメトリー
ケーブル
手術室、
集中治療室、
緊急治療室
手術室のみ
手術室、
集中治療室、
緊急治療室