Fahl TRACHEOSILC Manual Del Usuario página 172

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上記の限界ボリュームに到達するように数回試みても気管壁との間が想定通り密にならない場
合、直径が大きめのカニューレを使用する方が適切である場合があります。
カフ圧が正しいかどうか定期的(最低 2 時間ごと)に点検してください。
注意
カフを膨らませるのに使用する器具は、どれも清潔で異物がないようにしてください!器具類は
カフが膨らみ次第すぐにフィードホースのルアー接続部から引き抜いてください。
注意!
長期に渡り最大圧力を超過していると、粘膜の血行が阻害されることがあります (虚血性壊死や
圧迫潰瘍、気管軟化、気管狭窄および気胸の危険があります)。 人工呼吸を使用している患者の
場合は、不顕性誤嚥を防ぐためにも医師が規定したカフ圧を下回ることのないようにしてくださ
い。 バルーン領域で、とりわけ呼気時にシューという音が聞こえる場合は気管が十分に密になっ
ていません。 医師が規定した圧力値では気管が密封できない場合は、バルーンの空気を完全に抜
いてからもう一度ブロッキングのプロセスを行ってください。 それでもうまくいかない場合は、
バルーンの付いた次に大きいサイズの気管カニューレを使用することをお勧めします。 バルーン
壁からは多少ガスが漏れてしまうため、バルーンの圧力は原則的に時間が経つと下降しますが、
ガス麻酔下では意図せず圧力が上昇することがあります。 そのため定期的に圧力モニターを行う
ことを強くお勧めします。
カフを膨らませ過ぎると気管壁を傷つけたり、カフが破れ空気が抜けたりカフが変形する可能
性があり、それにより気道がふさがることがありえるのでカフは決して膨らませ過ぎないでく
ださい。
注意
麻酔中は亜酸化窒素(笑気ガス)によりカフ圧が上昇/ 下降することがあります。
2. カニューレの取り外し
注意
Fahl
気管カニューレを取り外す前に、気管切開孔バルブやHME (熱湿交換器) といった付属品を
®
最初に外してください。
注意
気管切開孔が不安定である場合、または緊急の場合(穿刺的気管切開、拡張気管切開)では、カ
ニューレを引き抜くと気管切開孔がしぼみ(虚脱)空気供給に影響を及ぼすことがあります。 こ
の場合は直ちに新しいカニューレを使用できるよう準備し、装着しなくてはなりません。 一時的
に空気供給を確保するため、気管開口器 (REF 35500) を使用することもできます。
気管カニューレを取り外す前に、必ずカフの空気を抜いてください。 また取り外しは頭を軽く上
に向けた状態で行ってください。
注意
カフの空気は決してカフ圧計測器を使って抜かないでください。この手順は必ず注射器を使い行
ってください。
注射器でバルーンの空気を抜きカニューレを引き抜く前に、まずバルーンより上の気管領域にあ
る分泌物や痰を吸引してきれいにします。 意識がはっきりしていて反射運動のある患者の場合
は、気管カニューレのブロックを解除すると同時に吸引を行うことをお勧めします。 吸引には吸
引カテーテルをカニューレ管を通して気管へと挿入します。 それによりスムーズかつ患者に負担
を与えずに吸引が行え、咳き込みや誤嚥の危険が最小限に抑えられます。
それから吸引と同時にカフの圧を抜いてください。
そうすることで分泌物があっても取り除かれ、誤嚥の可能性がなくなります。カニューレを再度
使用する前に必ず以下の指定に従い洗浄し、必要に応じて殺菌し気管孔オイルを塗布し潤滑性を
高めてください。"
粘膜を傷つけないように十分注意してください。
Fahl
気管カニューレ取り外しのための使用ステップ
®
気管カニューレの取り外しは頭を軽く上に向けた状態で行います。 その際カニューレのサイドに
あるカニューレシールドまたはケースを持ってください (図7を参照)。
気管カニューレを慎重に取り外してください。
IX. 保管/手入れ
まだ滅菌パッケージに入っているスペアのカニューレは、乾いた環境で直射日光および/または
高温を避けて保管してください。
潤滑剤として、気管孔オイル(OPTIFLUID
布 REF 31550)またはラブリカントジェル(FAHL
36100/3g 小袋 REF 36105)のみを使用してください。
JA
カニューレの使用に空白ができないように、少なくとも二つのスペアを用意しておくことをお勧
めします。
X. 使用期間
この気管カニューレは単一患者用の滅菌済製品です。
有用寿命は最長 29 日までです。
カニューレの使用期限は多くの要因に影響されるので、 複合分泌物や洗浄の丁寧さ、的な意味
を持ちます。
カニューレに破損がある場合は速やかに交換してください。
Stoma Oil、25ml ボトル REF 31525/気管孔オイル
®
OPTIFLUID
Lubricant Gel 20g チューブ REF
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