SUCTION 気管カニューレの外側管内にある吸引口を介し、膨らませたカフの上部にたま
った分泌物を除去することができます。
外側方向に通じている吸入ホースは注射器または吸引器に接続できます。 どの吸引方法
を選ぶかは、使用者が担当の医師と相談の上で相応するリスクを考量し決定してくださ
い。 その際患者それぞれの病状を観察してください。
吸引器を使用した吸引は、いずれにしても吸引器にバキューム制御がついている場合以外
行わないでください。 吸引圧は最大で –0.2 bar を超えないようにしてください。
Suction 気管カニューレ使用時には、分泌物の誤嚥を防ぐためブロック機能を失わせる直
前にカニューレにある吸引口を介してカフの上部にたまった分泌物を除去してください。
それによりカニューレのブロック解除と同時に行う吸引カテーテルを使用した追加吸引は
必要なくなり、処置が非常に簡単になります。
注意
吸引用器具 (SUCTION) の備わった気管カニューレではどれでも、特に吸引中は低圧が生
じる時間を少しでも短くしてください。また低圧により声門下の領域が乾燥しないように
してください。
注意
出血傾向(抗凝固薬治療を受けている場合など)の高まっている患者への使用は禁忌で
す。 この場合吸引中の危険が高くなるため、吸引口つき Suction 気管カニューレは使用
できません。
スピーキングバルブの付いたスピーキングカニューレである気管カニューレ
PHON) は、咽頭を完全または部分的に残した気管切開術後に着用し、使用者の発話を可
能にするものです。
注意!
取扱説明書に記載されてある製品に関する特別な注意、指示、禁忌について注意を払って
ください。また製品の適用が可能であるかどうか事前に担当医師の確認を取ってくださ
い。
VIII. カニューレの取り付けおよび取り外しに関する説明
医師用
適したカニューレは医師または訓練を受けた専門の医療従事者が選んでください。
最適な装着感と最高度の呼気および吸気状態を確保するためには、患者の解剖学的な形状
に適したカニューレを選択する必要があります。
患者用
注意
カニューレは、必ずカフを完全にしぼませた状態で挿入してください (図 7aを参照)!
注意!
滅菌パッケージに変化または損傷がないか、パッケージを入念に調べてください。滅菌パ
ッケージに損傷がある場合は製品を使用しないでください。
使用期限日を確認してください。 この期日を過ぎた製品は使用しないでください。
滅菌された使い捨て手袋の使用をお勧めします。
カニューレを使用する前に、外面に損傷がないか、またはパーツが緩んでいないか点検し
てください。
異常が確認された場合は製品を決して使用せずに、点検のため弊社までお送りください。
カニューレを再使用する前には必ず次の規定に従って洗浄し、場合によっては殺菌を行う
ようにしてください。
咳や吸引しても取り除くことのできない分泌物がFahl
いる場合は、カニューレを取り外して洗浄してください。
洗浄/消毒後は、Fahl
綿密に調べてください。機能に障害が生じたり、気管内の粘膜を傷つける恐れがありま
す。
破損している気管カニューレは決して使用しないでください。
JA
カニューレの素材が変色した場合は、速やかに気管カニューレを廃棄してください。
警告
患者はFahl
®
専門の医療従事者からの指示を受けてください。
1. カニューレの取り付け
Fahl
気管カニューレ挿入のための使用ステップ
®
使用者は使用の前に手を洗ってください (図 3を参照)。
気管カニューレに尖った角や破れ、またはその他の損傷がないか
®
気管カニューレの安全な取扱いおよび使用方法について、必ず訓練を受けた
気管カニューレの内腔にたまって
®
220
(LINGO/