付 録 C: UTPケーブル
以下に、接続媒体のさまざまな特徴を説明します。KVM s4スイッチ・シ
ステムではUTPケーブルが活用されてい ます。スイッチ・システムの性
能は、高品質の接続が得られるかどうかに依存します。品質が優れな
いケーブル、設置や保守に問題のある ケーブルは、システムの性能を
損なう結果となる場合があります。
注: この 付録は 情報の提 供のみ を目的 としています。設 置する前 に、当地 のコード 当
局やケーブル関連の専門家に確認してください。
銅 製 UTPケーブル
KVM s4スイッチでサポートされている3種類のUTPケーブルの基本的な
定義は下記の通りです:
•
CAT5(4 対)高性能ケーブルはツ イスト・ペ ア電線で構成されてお
り、主にデータ送信に使用されます。ペア線がより合わされてい る
ことで、このケーブルでは不要な干渉の混入からある程度免れるこ
とができます。CAT5ケーブルは通常、10~100 Mbpsの範囲で動作
するネットワークに使用されます。
•
CAT5E(強化)ケーブルの特徴はCAT5と同様ですが、製造規格が
若干厳しいものになっています。
•
CAT6ケーブルは、CAT5Eケーブに比べより厳しい要件に合わせて
製造されます。CAT6 はより高い測定周波数範囲を持ち、同一周波
数においてはCAT5Eに比べ明らかに分かる優れた性能要件を示し
ます。
配 線 規 格
8導線(4ペ ア)RJ-45終端処理済みUTPケーブルに は、EIA/TIA 568Aお
よびEIA/TIA 568Bの2種類の推奨配線規格があ ります。これらの規格
は、CAT5、CAT5E、CAT6のケーブル仕様によるイン ストールに適用さ
れます。KVM s4スイッチ・ システムではこれらの両方の規格がサポート
されています。次の表は、各ピンの規格を説明しています。
表 C.1: UTP配線規格
ピン
1
2
590-1058-640A
EIA/TIA 568A
白 / 緑
緑
EIA/TIA 568B
白 / オレンジ
オレンジ
付録 C: UTPケーブル
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