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INSTRUCTIONS FOR USE
使用説明書
説明
FlashPak 滅菌容器システムは、 再利用可能な堅固な容器一式で構成されており、 即時利用 (フラッシュ) 蒸気滅菌を必要とす
る手術器具の効果的な滅菌パッケージング方法を提供します。 各 FlashPak システムは、 シリコン ガスケッ トにより密封されて
下のベース部にラッチで取り付けられる上蓋を備えており、 完全に密閉された環境を作り出します。 容器の内側には、 滅菌し
た器具の取扱いを簡単にするためのステンレス製ワイヤー バスケッ トがあります。 蓋とベース部には圧力作動バルブが組
み込まれており、 滅菌サイクルの加圧段階でこのバルブが開いて滅菌剤が容器内に流入し、 サイクルが完了すると、 このバル
ブが閉じて容器が密閉されます。 これにより、 中に入っている器具ごと容器を滅菌器から取り出して、 再汚染を生じさせること
なく 、 直ちに使用場所まで運ぶことができます。
使用目的
FlashPak は、 医療施設およびヘルスケア施設でフラッシュ滅菌に使用するための再利用可能で堅固な容器システムです。
密閉型の器具のフラッシュ滅菌を行い、 使用場所への運搬中に発生する再汚染を防ぐことを目的としています。 この容器
は、 132°C で10分間のサイクルを使用した重力転移滅菌、 および132°C で4分間のサイクルを使用したプリバキューム式フラッ
シュ滅菌に対応しています。 FlashPak は、 以下の限度内でのステンレス製器具の表面滅菌および管腔滅菌に推奨されます :
重力転移 (内径5.5mm 以上、 長さ184mm 以下) 、 プリバキューム (内径1mm 以上、 長さ203mm 以下) 。
警告および注意事項
警告
• 本機を使用する前に以下の指示をもれなくお読みください。
• FlashPak は即時利用 (フラッシュ) 蒸気滅菌のみに使用するために設計されています。
• 滅菌後は熱くなっているため、 FlashPak を取り出す際には注意を払ってください。
注意事項
• 本製品は非無菌の状態で梱包、 出荷されています。 使用する前に中性 pH の洗浄剤で洗浄する必要があります。
• 欠けやひび割れのある FlashPak 容器、 または蓋のガスケッ ト、 バルブのシール、 通気ボタンに損傷がある容器は使用し
ないでください。
• 滅菌剤が行き渡らない可能性があるため、 滅菌器の中に FlashPak 容器を積み重ねないでください。
• FlashPak は、 認証を取得した多重パラメータ化学インテグレータ (CI) との併用をお勧めします。 各滅菌サイクル後に、 多
重パラメータ化学インテグレータ (CI) が適切に暴露していることを必ず確認します。
• 滅菌後、 発生する可能性のある汚染を防ぐために、 バルブはシリコン シールに密着している必要があります。 滅菌サイ
クルの後で、 バルブ全体がシールに接していることを肉眼で確認します。
• 即時利用 (フラッシュ) 蒸気滅菌に乾燥時間は含まれていないため、 容器内の結露が予想されます。 容器を輸送する際
と、 容器の蓋を外して内容物を取り出す際には注意を払ってください。
• 機器メーカーの説明書で別途推奨されていない限り、 バッテリー、 電動式機器、 電気または電子機器の滅菌に FlashPak
を使用しないでください。
• FlashPak のバルブおよび圧力バランス素子 (すなわち金属マイクロフ ィルタ) は、 効果を維持するために、 定期的に交換
する必要があります。 部品の交換は訓練を受けたスタッフのみが行ってください。
洗浄
手作業による洗浄
1. pH 6.0~8.0の中性洗浄液を使用して、 すべての表面 (内部および外部) を洗浄します。 FlashPak は洗浄のために水に浸すこ と
ができます。 柔らかいスポンジまたは布巾を使って洗浄するこ とをお勧めします。
2. ぬるま湯で十分にすすぎます。
3. 糸くずの出ない吸水性のタオルまたは清潔な圧搾空気を用いて FlashPak を十分に乾かします。
自動洗浄
1.
FlashPak は、 あまり泡立たない pH 6.0~8の中性洗浄液を使用して、 自動洗浄装置で洗浄できます。
洗浄器のメーカーが推奨する方法に従って作業を行い、 使用または保管の前に容器が乾いていることを確認してください。
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FLASHPAK
滅菌容器システム
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(日本語)
IFU-1000789 Rev 4