SPEAKERS
RED BOX
16 Ohms
1x 8 Ohms
4 Ohms
Ambience emulated DI Out
or 2x 16 Ohms
6 リアパネル
6.1 スピーカー
16 Ohms
1x 8 Ohms
4 Ohms
or 2x 16 Ohms
TriAmp Mark 3は、 標準的なインピーダンスのほとんどに対応できる複数の
出力端子を装備しています。 出力端子は、 4Ωのスピーカー1台、 8Ωのスピーカ
ー1台、 16Ωのスピーカー1台もしくは2台のうちから選択することができます。
アンプは必ずスピーカーに接続した状態で使用してください。
• 8Ωのスピーカー2台を並列接続で使用する場合は、 4Ωの出力端子に接続し
てください。 決して、 同一の出力端子に異なるインピーダンスのスピーカーを同
時に接続して使用しないでください。
• 異なるインピーダンスの複数のスピーカーを同時に使用する場合は、 スピー
カーを並列または直列につなぎ、 適切な出力端子に接続してください。 以下の
公式で、 異なるインピーダンス (R1、 R2) の2台のスピーカーを接続した場合の
合成インピーダンス (R) を計算することができます。
並列接続 : R = (R1 x R2) / (R1 + R2)
8Ωおよび16Ωのスピーカーの場合 :
R = (8 x 16) / (8 + 16) Ω
R = 128 / 24 Ω
R = 5.33 Ω
現在では並列接続が主流ですが、 直列出力のスピーカーを使用する場合、 スピ
ーカーを直列に接続する場合には、 合成インピーダンスは各スピーカーのイン
ピーダンスを足し合わせたものとなります。
直列接続 : R = R1 + R2
4Ωおよび8Ωのスピーカーを直列で接続する場合、 合成インピーダンスは
12Ωになります。
メモ : 鉄則 : スピーカーの合成インピーダンスがアンプの出力インピーダンス
を下回ってはいけません。 適切な接続例 : スピーカーを並列接続し合成イン
ピーダンスが5.33Ωとなった場合は4Ω出力端子に接続する。 スピーカーを
直列接続し合成インピーダンスが12Ωとなった場合は8Ωの出力端子に接
続する。
6.2 Red Box AE
TriAmp Mark 3は、 アンビエンス ・ エミュレーシ
RED BOX
™
AE
ョン (AE) 機能付きの新しいRed Boxを搭載し
Ambience emulated DI Out
た、 Hughes & Kettner初めての製品です。 マイクなし
でギターアンプの音を録音することに関しては、 80年代
後半に初代のRed Boxが業界のスタンダードになりま
した。 ライブであろうとスタジオであろうと、 Red Boxは
安定した品質でサウンドを変換します。 他の楽器との干渉の問題や、 マイク位置
の調整といった時間のかかる作業はもはや必要ありません。
Red Box AEは、 スピーカーエミュレーション機能付きDIボックスとして受
賞歴のあるモデルの最新バージョンであり、 スイッチで切り替え可能なローカ
ット フィルター、 異なる音響特性を持つ第2スピーカーモードを搭載していま
す。 DSP制御によるアンビエンス ・ エミュレーションでリアルな4x12ボックスス
™
AE
TSC
™
MIDI
NOISE GATE
Hard
In
Out/Thru
TSM-432
FX LOOP
MASTER INSERT
Soft
FX Level
Send
Return
FX Serial
ピーカーの音響効果を再現でき、 アンプとスピーカー出力間の信号がタップさ
れ、 ピュアな真空管サウンドを得られます。 また、 Red Box AEはラインシグナ
ルを利用します。 ラインシグナルのレベルはパワーアンプのレベルに左右されま
す。 言い換えれば、 マスターボリュームによりこのDI出力のレベルを制御するこ
とが可能ということです。
ヒント : Red Box AEの信号をミキサーに送るためにはマイクケーブルを使
用します。 ミキサーのXLR入力をラインに設定するようにしてください。 ミキ
サーにXLR入力がない、 あるいは入力をラインに設定できない場合は、 XLR
変換アダプターあるいは適切なケーブルを容易する必要があります。 これらは
大型店で簡単に手に入ります。
6.3 TSC
ヒント : 本マニュアルでは、 1章丸ごと割いてTube Safety Controlについて説
明しています。 詳細については 「TSC」 の章をご参照ください。
6.4 MIDI InとOut/Thru
MIDI
In
Out/Thru
TSM-432
MIDIは、 複数のサウンド ・ プログラムを切り替えるのに役立ちます。 ボタンを
押すだけで、 アンプのチャンネルと、 外付けのエフェクト機器のプログラムを同
時に切り替えることが可能です。 ペダルボードの上でタップダンスを踊る必要
はもはやありません。 そのため、 TriAmp Mark 3で何らかの切り替え操作を
行うためのスタンダードプロトコルとしてMIDIを採用し、 付属のMIDI-Board
TSM-432用インター フェースが利用できるようになっています。 MIDI-Board
の詳細については 「TSM-432」 の章をご覧ください。
MIDI In : TriAmp Mark 3のMIDI入力は7ピン用です。 ただし、 標準的な5ピン
ケーブルを使用して市販のMIDIコントローラーを接続することもできます。 残
りのピンは、 付属しているHughes & KettnerのTSM-432 MIDI-Board用
にファンタム電源を供給するためのものです。
注意 : TSM-432は7ピンケーブルを使用します。 もしもケーブルが破損し、
すぐに代替品が必要な場合には、 5ピンケーブルを使用することも可能で
す。 しかしその場合、 電源供給が必要になります。 そのためTSM-432は、 9
〜15 VのACまたはDC電源と接続可能な画期的な電源ジャックを装備し
ています。
MIDI Out/Thru : この端子は、 MIDI In端子に割り当てられた信号を転送する
のに利用します。 TriAmp Mark 3と同期させるMIDI対応機器をこちらに接続
できます。
ヒント : TriAmp Mark 3のMIDI機能については、 1章を丸ごと割いて解
説しています。 詳細については 「MIDIプリセットとMIDIセットアップ」 の章を
ご参照ください。
TriAmp Mark 3 – Manual 1.1
PANEL
Dark
Bright
Preamp Out
Power Amp In
Serial No.
67