最短稼働サイクル時間:
最低濃度:
最小消毒薬用量:
最低消毒室温度:
trophon2 装置は、単回使用のプローブや機器の再処理や医療機器の予備洗浄を目的としていません。
毎回の高水準消毒処理サイクルには Chemical Indicator を使用する必要があります。 trophon Chemical
Indicator は、trophon2 装置用に認可されている唯一の Chemical Indicator です。
A2.2 消毒処理
高水準消毒処理サイクル開始とともに、trophon2 装置は濃縮過酸化水素のエアロゾルを生成します。 このエアロゾ
ルは、プローブ表面に散布され、プローブのシャフト部及びハンドル部をくまなく高水準消毒します。 使用済みの過酸化
水素はその構成要素である酸素及び水へと変換されます。 除去サイクルの間は、変換後の酸素が外気へ放出され、
水分が trophon2 装置側面部に廃棄用に配置された廃液トレーに収集されます。
接触条件は固定の処理サイクルパラメーターであり、エンドユーザーによる変更はできません。
A2.3 適合性確認済プローブ、消毒剤、Chemical Indicator
trophon2 装置で使用可能なプローブの詳細につきましては、Nanosonics ウェブサイトの trophon EPR 及び
trophon2 適合性確認済プローブ一覧をご覧ください。
trophon2 装置及び trophon EPR 装置を用いた高水準消毒処理には、trophon NanoNebulant 及び trophon
Chemical Indicator のみを使用してください。 その他の消毒剤やインジケーターは trophon2 装置との使用を認可さ
れていません。
A2.4 トレーニング
trophon2 装置のセットアップ又は使用を行う前に、本取扱説明書に記載の安全手順と危険リスクについてすべての
使用者がトレーニングを受けるようにしてください。
すべての使用者は www.nanosonicsacademy.com にあるオンライントレーニングモジュールを修了し、現在有効な
修了証を取得していなければなりません。 トレーニングの登録と修了に当たっては、すべての職員が雇用主の発行した
E メールアドレスを使用するよう推奨します。
A2.5 環境と使用者
trophon2 装置は、医療機関において、専門知識を持った医療従事者の管理の下で超音波プローブの高水準消毒
のために使用されます。
trophon NanoNebulant、trophon Chemical Indicator、trophon2 システムは、最小限の個人保護具(手袋の
み)を着用し、患者のポイント・オブ・ケア(患者検査室など)をはじめ標準的な職場または臨床現場で使用される
よう設計されています。 各取扱説明書に従い使用する際には、特別な換気や安全上の措置は必要ありません。
7 分間
31.5%
1.0 g
56 °C(133°F)
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L03192 3.0 06/2022