義足およびその構成部品を丁寧に取扱う ことによ り、 耐用年数を増加させるだけでなく、 装着者に
対する安全性も高めます。
義足が落下など して異常な衝撃を受けた場合には、 担当の義肢装具製作施設に直ちに連絡をと
り、 破損などがないか点検を受けてくださ い。 必要であれば、 担当の義肢装具士を通してオッ トー
ボッ クに修理を依頼してくださ い。
注意
不適切な部品を使用することによ り生じる故障 : 本製品は適切な組合わせの義足部品とのみ併
用することが可能です。
注意
不適切な環境条件によ り もたらされる転倒のおそれ : 不適切な環境条件において本製品を使用
する場合、 継手の故障および構造上の故障によ り機能が失われることがあり ます。 これによ り装着
者が転倒するおそれがあり ます。
真水や海水、 酸など、 金属部が腐食するような環境では使用しないでくださ い。 液体、 ほこ りなどが
入らないよう にすると同時に、 過度に湿度の高い場所で本製品を使用しないでくださ い。
注意
継手の屈曲範囲領域における挟み込みの恐れ : 継手を屈曲させる際には手指/身体部位を屈曲
部分に置かないよう、 装着者に必ず注意するよう にしてくださ い。
注記
不適切な環境での使用によ り もたらされる破損の危険 : 真水や海水、 酸など、 金属部が腐食する
ような環境では使用しないでくださ い。 液体、 ほこ りなどが入らないよう にすると同時に、 過度に湿
度の高い場所で本製品を使用しないでくださ い。
そのような環境条件下で本製品を使用した場合、 オッ トーボッ ク社に対するすべての保証請求が
無効になるおそれがあり ます。
備考
装着者が最初に膝継手を試歩行する場合は、 平行棒を使用してくださ い。
2.5 構造および機能
本製品は、 荷重ブレーキ装置および最適なロ ッ ク機能を持つ単軸膝継手です。
本製品は、 歩行が限定的であり、 高い安定性を必要とする大腿切断者に特に適しています。
ロ ック機能
ロ ッ ク機能は、 義肢装具士によ りオン/オフすることができます (セクシ ョ ン4.2.1参照) 。
ロ ッ ク機能がオンの状態では (納品時の状態) 、 ロ ッ ク装置は継手上部に設置されており、 継手の伸展
時に掛金とく さび構造によ り固定します。
ロ ッ クを解除する際は (例、 座る時) 、 本体に取付けられているケーブルを引く ことによ り、 掛金がく さび
から外れ、 ロ ッ クが解除されます。 義足に体重をかけないよう にするか、 または前足部に体重をかけて
過伸展状態にすると、 よ り容易にロ ッ クを解除することができます。 継手のロ ッ クが解除されると、 装着
者は屈曲運動を開始することが可能になり ます。 安全上の理由によ り、 屈曲方向のモーメ ン トが増強
すればするほど、 ロ ッ クの解除が難しくなっています。
継手前面の空間にある可動式のプラスチッ ク ・ フラ ッ プ (図2、 項目2) は、 膝継手が最大の屈曲位置
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Ottobock | 245