12. すぐに、フロントハンドガードを後方のフロントハ
ンドルの方向へ引っ張って、チェンブレーキを解除
します。 (図 52)
注記: チェンが動きます。
13. アイドリングよりやや速いスピードで 20~30 秒運
転します。
14. スロットルトリガーをゆっくりと最後まで引いて 8
~10 秒保持してから、放します。 (図 53)
15. 通常のアイドルリング速度で 10 秒運転します。
16. スロットルトリガーをゆっくりと最後まで引き、5
秒保持して加速を確認してから、放します。
17. 本製品を使用します。
暖機エンジンを始動するには
1. フロントハンドルガードを前方に動かして、チェン
ブレーキをはめます。
2. チョークコントロールを一杯に引きます。
3. エアパージバルブを 6 回押します。
4. チョークコントロールを完全に戻します。
5. 左手で本製品の本体を地面に固定します。
6. 右足をリヤハンドルに通します。
7. 抵抗を感じるまで、右手でスターターロープハンド
ルをゆっくりと引きます。
8. 次に、スターターロープハンドルを強く引きます。
注意: エンジンが停止するまで、スタ
ーターロープを引かないでください。ス
ターターロープは完全に引くまで放さな
いでください。スターターロープをゆっ
くりと放します。指示に従わなかった場
合、エンジンが損傷するおそれがありま
す。
注記: エンジン始動時はスロットルトリガーを引か
ないでください。
9. エンジンが始動するまで、スターターロープハンド
ルを引きます。
10. 右手でリヤハンドルを持ち、左手でフロントハンド
ルを持ちます。
11. すぐに、フロントハンドガードを後方のフロントハ
ンドルの方向へ引っ張って、チェンブレーキを解除
します。
注記: チェンが動きます。
12. 10~15 秒待ちます。
13. スロットルトリガーを軽く引いて、通常のアイドル
リング速度にします。
14. 本製品を使用します。
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燃料が過熱しているときにエンジンを始動す
るには
本製品が始動しない場合、燃料が過熱している可能性が
あります。
注記: 必ず新しい燃料を使用し、温暖な気候での稼働
時間を減らしてください。
1. 直射日光の当たらない、涼しい場所に置きます。
2. 20 分以上冷却します。
3. エアパージバルブを 10~15 秒間繰り返し押しま
す。
4. 冷機エンジンの始動手順に従います。
を始動するには 426 ページ を参照してください。
エンジンを停止するには
•
停止スイッチを押してエンジンを停止します。
注記: 停止スイッチが自動的に元の位置に戻ります。
伐倒するには
1. 木からゴミ、石、はがれた樹皮、くぎ、ステープ
ル、ワイヤーを取り除きます。
2. 伐倒方向に対して垂直に、木の直径の 1/3 の切欠部
を作ります。 (図 54)
3. 下側に水平方向の切欠部を作ります。これにより、
2 つ目の切欠部が作られたときに、ソーチェンやガ
イドバーが挟まれないようにできます。
4. 追い口(X)を水平切欠部よりも 50 mm(2 イン
チ)以上高くします。追い口と水平切欠部が平行に
なるように保ち、つるの部分を十分に残します。つ
るから切断しないようにしてください。つるの部分
は、木がねじれたり間違った方向に倒れたりするの
を防ぎます。 (図 55) (図 56)
5. 追い口がつるに近づくと、木が倒れ始めます。木が
正しい方向に倒れることができるようにします。木
が後方に揺れたり、ソーチェンを挟んだりしていな
いことを確認します。これを防止するために、追い
口が完了する前に切断を止めます。木、プラスチッ
ク、またはアルミニウム製のクサビを使用して切断
部を開き、必要な伐倒線に沿って木が倒れるように
します。 (図 57)
6. 木が倒れ始めたら、切断部から本製品を取り除き、
エンジンを停止し、本製品を置いてから、計画した
退避路を使用します。頭上にある枝の落下に注意
し、足場に気を付けてください。 (図 58)
枝を切断するには
1. 大きな枝を使用して丸太を地面から浮かせます。
2. 小さな枝を一度に切断して取り除きます。 (図 59)
3. ソーチェンやガイドバーが挟まれないようにするた
めに、下から上に張力がかかっている枝を切断しま
す。
冷機エンジン
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