11.3
エクストルーダーの詰りを解除する
エクストルーダーの詰りは、どの3Dフィラメントプリンターでも最もよくある問題で、完全に防ぐこと
はできません。
フィラメントのロード/アンロードの際には、エクストルーダーがフィラメントに対応する温度に達する
まで待つことで、詰りを回避できる場合が多いです。
特に、異なるフィラメントを使用する際には、古いフィラメントの残留物を除去することが重要です。
フィラメントの特性が異なると(同じ素材を違う色でプリントしても)、不整合による詰りが発生する
ことがあります。
ノズルが冷却されるまで(60°C<まで)、SIMPLEX 3Dフィラメントプリンタの電源を切らないでくださ
い。(注:押出機ファンは< 60°Cでシャットダウンします)。押出機が高温のときにSIMPLEX 3Dフィラメ
ントプリンタの電源を切ると、押出機からヒートブレークに温度が広がり、フィラメントが溶融し、押
出機が冷却された後で目詰まりにつながる可能性があります。
エクストルーダーの詰りは、付属の六角レンチの一番小さいもので解消することができます。
注意! 火傷の危険があります! プリントヘッド/エクストルーダーが熱いうちに、詰りを解消する必要が
あります。保護手袋を着用してください!
⇒ まだの場合は、フィラメントを取り外してください(7.6章参照)。
⇒ エクストルーダー上部のレバーを左へ移動させる。
⇒ 押出し機を250℃に加熱する。
⇒ 六角レンチを開口部に差し込み、余分なフィラメントを押し出します。本体を
損傷させる可能性があるため、無理に行わないでください。
詰りが解消されない場合は、ノズルを交換する必要があります(次章参照)。
11.4
ノズルの交換
ノズルを交換する場合は、次の手順で行います。
⇒ まだの場合は、フィラメントを取り外してください(7.6章参照)。
⇒ エクストルーダー、プリントベッドの加熱を止め、冷まします。
⇒ プリントベッドを一番下の位置に移動させます(AXESメニュー
⇒ カプトンフィルムを保護するために、布やダンボール紙をプリントベッドの上に置いてください。
⇒ プリンターの電源を切ります。
⇒ 手動でプリントヘッドを作業しやすい位置に移動させます。
⇒ ファンアセンブリを固定している2つのネジを約1回転緩めます
(図68)。
⇒ ファンアッセンブリーを前方に引っ張り、持ち上げて外しま
す。
⇒ コネクタを外し、ファンアッセンブリーを置いてください。
⇒ クランププレートの左ネジを1回転程度緩め右のネジを外します
(図69)。
⇒ クランププレートを奥に回転させ、ヒーターカートリッジケー
ブルを移動させるスペースを確保します。
⇒ ノズル裏の皿ネジを約2回転分緩めます。
)、8章)。
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ja
図 67
図 68
図 69
図 70