電磁両立性
OR環境においてZeroWireの試験を行い、本機は電気外科装置、超音波装置、X線装置、医用ディスプ
レイ、生命監視装置を妨害しませんでした。 前記の装置のいずれもがZeroWireを妨害しませんした。
また、ZeroWireは3.1 ~ 4.8 GHzで動作するため、ZeroWireの周波数領域外で動作する無線LANや携帯
電話の影響を受けません。 しかし、ZeroWireの周波数内で電磁妨害波が発生すると、妨害波存在下に
動作のとぎれを生ずる、画質が低下する、リンクが停止するおそれがあります。 ORでの作業を開始す
る前に、妨害波を発生する装置の電源を切り、システムが予測どおりに動作することを検証しなけれ
ばなりません。 いかなる外科処置を行う場合も、異常な挙動を認めた場合、システムを使用する前に
修正する必要があります。
Zerowireトランスミッタ同士を0.5 m(20インチ)以上離すものとします。 ZeroWireトランスミッタ
(Tx)またはレシーバ(Rx)を金属製の容器内または金属製の物体で完全に囲まれている場所に設置
すると、TxとRxの通信が妨げられます。
ZeroWireを設置中、配向角や取付け位置を変えてトランスミッタとリンクしているビデオの品質を試験
します。 ZeroWireの構成部品の配置が本マニュアルの9ページに記載される推奨ガイドラインを逸脱す
る場合、又はその他の装置の近くまたは下に配置しなければならないような場合、試験を行う必要が
あります。 いかなる外科処置を行う場合も、事前にシステムを十分に試験することを推奨します。
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ZeroWireに、本マニュアルに明示されている以外の電源装置、ケーブル付属品を使用しないでくださ
い。過剰な漏洩電流、電磁放射線の増加、耐干渉性の低下につながるおそれがあります。
ZeroWireを含むすべての医用電子機器に、IEC 60601-1-2:2001の要求事項遵守が義務付けられていま
す。本マニュアルに示すEMCガイドライン情報に対する事前注意・遵守、外科処置を行う前に、電磁
両立性やその他の医療機器すべての共存を確保するため、同時に作動するすべての医療機器の検証を
行うことが要求されます。
参考用として、17および18ページにEMC表を掲載します。
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