フリッカー除去
「フリッカー除去」 プラグインでは、 以下のような様々な問題に対処できます。 タイムラプスクリップの露
出のフリッカー、 蛍光灯のフリッカー、 アーカイブフィルムソースのフリッカーに加え、 異なるシャッター
スピードのカメラで撮影されたビデオのうねるようなグリッチも場合によっては改善できます。 このフィル
ターの
つの主要な特徴は、 急速で一時的な安定しない明るさのみをターゲットとしており、 またフリッ
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カーが生じている領域のみに処理範囲を絞ることができるため、 イメージの他の領域には影響を与えな
いことです。 その結果、 かつては修正不可能と思われていたような問題でも、 このプラグインで修正でき
る可能性が高くなりました。
(左) フリッカーの生じたオリジナルの映像、 (右) 「フリッカー除去」 を
「蛍光灯」 に設定した結果 (クリップ提供:
メインパラメーター
デフォルトでは、 このプラグインの上部には一つのコントロールのみ表示されます。 多くの場合、 これだけ
で十分です。
フリッカー除去の設定:
フリッカー除去の設定:
の異なるカテゴリーのアーチファクトを効果的に除去できるプリセットです。 これらのプリセット
が効果的に機能しない場合、 「アドバンスコントロール」 の 「時間的ノイズ除去」 を使用すると、
必要に応じた微調整が可能です。
時間的ノイズ除去
デフォルトでは非表示で、 「フリッカー除去の設定」 を 「アドバンスコントロール」 に設定した場合のみに表
示されます。 シーン内の動きを検出する方法を選択できるため、 フレーム内の被写体の動きを考慮して、 フ
リッカーを適切に除去できます。
前後のフレーム数:
前後のフレーム数:
分析するフレームの数が多いほど良い結果が得られるわけではなく、 この設定もシーンにより適
した値は異なります。 デフォルト値は
動き推定:
動き推定:
DaVinci Resolve
ン名は説明的ですが、 どの機能が最も適しているかはシーンごとに大いに異なります。 デフォルト
の 「速度優先」 は、 プロセッサーへの負荷が低い代わりに正確性に欠けます。 しかし、 ディテール
の多いイメージでは逆に効果的に機能し、 「画質優先」 より良い結果が得られることがあります。
「画質優先」 は、 正確性が高い代わりにプロセッサーへの負荷が高いのが特徴です。 この設定で
は、 細かなディテールをマッチさせるようにするため、 それがマイナスに働くことがあります。 「な
し」 は、 動きの分析を全く行いません。 シーンに動きが全くない場合に上手く機能します。 また、
処理時間も短く済みます。 デフォルトは 「画質優先」 です。
動きの範囲:
動きの範囲:
「小」 「中」 「大」 の
選択できます。
)
Redline
Films
上部に表示される 「タイムラプス」 および 「蛍光灯」 は、 フリッカーの
何が動いているかを判断するために分析を行うフレームの数を指定します。
です。
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がイメージを分析して、 動きを検出する方法を選択します。 オプショ
つの設定があり、 検出に使用する、 フレーム内の動きの速度を
3
つ
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フリッカー除去
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