警告!
ブレーキ ・ システムの故障や不調によって、 突然ブレーキ ・ レバーのストロークが大きくなることがあります。 その結果、 制動力が低下したり自転車の操作ができなくなり、 事故や身体
損傷、 死亡の原因になることがあります。
5.1.3 - ブレーキ ・ レバーのフリー ・ トラベル量の調整 (調整可能なモジュラー ・ システム)
ブレーキ ・ レバーのフリー ・ トラベル量 (パッドを動作させるま
での、 レバーのストローク) は、 "ショート" (S) ポジション、 ま
たは"ロング" (L) ポジションに調整することができます (図
3)。
ストロークを S から L に変更する際、 効果的に調整を行うに
は、 Sセッティングの場合、 ブレーキ ・ レバーをハンドル ・ バーに
近付ける作業を同時に行い、 Lセッティングの場合、 ブレーキ ・
レバーをハンドル ・ バーから遠ざける作業を同時に行います。
ブレーキ ・ レバーが正しい位置にあることを確認し、 またそれを調整するには、 下記の手順に従ってください :
・ X 穴からグラブねじが見えるまで、 ブレーキ ・ レバー (A-図4) を押し込みます (図3)。
・ 2.5 mm の六角レンチを、 グラブねじに到達するまで X 穴に差し込みます。
・ レンチを時計回り、 または反時計回りにゆっく りと回転させ、 レバーが動く位置を確認します。
・ フリー ・ トラベル量を "ショート" にする場合は、 グラブねじを S の文字の方向に回します (図5)。
・ フリー ・ トラベル量を "ロング" にする場合は、 グラブねじを L の文字の方向に回します (図5)。
グラブねじは、 S と L の間で約半回転 (180°) 分、 回すことができます。
・ 六角レンチを X 穴から外します。
フリー ・ トラベル量は、 微調整できるように見えますが、 実際はショート、 またはロング ・ ポジションにのみ設定することができます。
もしグラブねじを S と L の中間の位置で止め六角レンチを外すと、 次にレバーを操作した際、 グラブねじは自動的にどちらかのポジションに移動します。
8
X
3
4
180°
5
A
180°