7 ご使用方法
7.1 三脚アダプター上への取り付け
7.1.1 三脚アダプターへのポイントレーザー、 回転レー
ザー、 マルチポイントレーザーの取り付け 9 10
1.
PTA 70 三脚アダプターを回して三脚プレートに取
り付けます。
2.
点検するヒルティ製レーザー機器をアダプタープ
レート上に設置し、 スイッチを入れます。
3.
レーザー光線がフィルターホィールの十字線の中
心にくるように、 クランクハンドルでレーザー機
器の高さを合わせます。
7.1.2 三脚プレートへの PP 10 および PP 11 パイプ
レーザーの取り付け
1.
PPA 73 三脚アダプターを回して三脚ヘッドに取り
付けます。
2.
パイプレーザーを三脚アダプターに設置して、 ス
イッチを入れます。
3.
レーザー光線がフィルターホィールの十字線の中
心にくるように、 クランクハンドルでレーザー機
器の高さを合わせます。
7.1.3 スイッチオン 11
PT 10 クイックテスターをオンにします。
7.2 測定精度クラスの設定 11
1.
装置表に基づいて測定精度クラス 1...9 を選択して
ください。
2.
ボタン +/- を押して、該当する測定精度クラスを表
示させます。
7.3 フィルター設定 11
1.
装置表に基づき、 フィルター設定 I または II を選
択します。
2.
フィルターホィールのスイッチを該当する位置まで
動かします。
7.4 カメラ設定 12 13
レーザー光線がカメラレンズ上のどこにあるかが黄色の
LED により表示されます。
黄色の LED が点灯しない場合または LED が 1 個しか点
灯しない場合は、 光学水準器の光軸検出微調ネジを回し
てレーザー光線を検出します。
レーザー光線がカメラに当たると、 両方の黄色の LED
が点灯します。 同時に測定ボタンが有効になり、 本体
は測定可能状態になります。
7.5 測定 14
注意事項
点検するレーザー機器と PT 10 クイックテスターを測
定中に動かさないでください。 振動が発生するとエラー
メッセージが表示されます。
両方の黄色の LED が点灯して測定ボタンがアクティブ
になると、 PT 10 クイックテスターは測定を開始してい
ます。
測定ボタンを押します。 測定中は黄色の LED が点滅し
ます (約 50 秒間) 。
7.6 結果出力
注意事項
回転レーザーの場合、 常に 4 方向軸 (X、 Y) 全てを測
定する必要があります。
約 50 秒後に、 レーザー機器が仕様精度の範囲内にある
かどうかが緑色と赤色の LED で表示されます。 緑色の
LED が表示すると、レーザー機器は仕様精度の範囲内に
あります。 赤色の LED が点灯する場合、 レーザー機器
が仕様精度の範囲内にありませんので、 ヒルティサービ
スセンターに校正を依頼してください。
7.7 点検プロセスの繰り返し
注意事項
ヒルティ製レーザー機器の点検プロセスは何度でも繰り
返すことができます。
7.8 校正
注意事項
資格を持ったユーザーによる ISO 9000X に準拠した装
置の検査 : ISO 900X で要求される PT 10 クイックテ
スターの測定計器検査をご自分で行うことはできませ
ん。 これに対応できるよう、 ヒルティは PT 10 クイッ
クテスター専用に開発された校正ツール PTA 20 を提
供しています。 詳しい情報につきましては、 弊社営業
担当またはヒルティ代理店 ・ 販売店にご連絡ください。
7.8.1 PT10 ク イ ッ ク テ ス タ ー の 校
正 15 16 17 18 19 20 21
注意事項
校正は規則的に行ってください。 PT 10 クイックテス
ターの校正には、 ヒルティの PTA 20 校正ツールをお
使いください。 この校正ツールはあらかじめ点検と校
正のためにヒルティサービスセンターにお送りくださ
い。
1.
校正ツールを PT 10(15) の三脚アダプターに固
定します。
2.
校正ツールの電源コードをコンセントに差し込みま
す。
3.
インジケーターにメッセージが現れ、 現在の偏差
が表示されます。 さらに、 校正連続番号が表示さ
れます。 校正連続番号の数字は、 PT 10 クイック
テスターの校正が済むごとに 1 つずつ増えます。
4.
光学水準器のレベルをもう一度チェックし、 必要
に応じて光学水準器の調整ネジで修正します。
5.
PT 10 クイックテスターをオンにします。
6.
ピンまたはボールペンを使って、 後部パネルの校
正スイッチ (16) を押します。
右側の小さい赤色の LED が点灯し、 校正モード
(18) を表示します。
ja
195