9. 管孔器具は、上記のすすぎ手順に従い、器具が開
いた状態で遠位端が下を向くように配置します。
ハンドル/シャフト近くのフラッシュポートを使っ
て、27°C ~ 44°C(81°F ~ 111°F)の温度範囲の
水道水50ml以上を器具に流し入れます。この手順
を少なくともあと2回(合計3回)繰り返します。
10. 糸くずのでない清潔な布で器具を乾かします。
11. 管孔器具は、器具を動かして管孔から水が出るよ
うにします。
12. 各器具がきれいになったか目で見て確認します。
13. 汚れが見える場合は、上記のクリーニング手順
を繰り返します。
検査/保守
手術器具が満足の行く性能を発揮するためには、正しい
手入れと取扱いが不可欠です。手術器具を長期にわたっ
て支障なくお使いいただくために、前述の注意に従って
ください。毎回使用前に器具を検査して、破損やひび割
れ、表面の変色、欠けたり磨耗した部分がないかを確か
めます。このような状態が見られた場合は、器具を使用
しないでください。器具を正規の修理センターに返品し
、修理または交換を行ってください。
オートクレーブする前に、インスツルメントミルク(有
毒物を含まず滅菌処理に影響しない潤滑剤)や蒸気透過
性/水溶性の潤滑剤を潤滑剤メーカーの指示に従って塗布
してください。
器具を滅菌用にパッケージする前に3分ほど自然乾燥さ
せます。
パッケージング
器具は専用のパッケージングシステムに入れることがで
きます。滅菌用ラップ材が該当する滅菌方法に適してい
るかどうかが、使用される国の規制当局によって承認さ
れていなければなりません。パッケージングシステムメ
ーカーの滅菌方法の説明に従って使用し、顎部分と切断
部分に損傷が来たさないようにしてください。
滅菌
滅菌剤がすべての表面に触れるよう、器具は完全に開いた
状態(フラッシュポートやジョーなど)で滅菌します。
凹面がある器具はへこみに水が溜まらないように配置し
てください。
プリバキューム蒸気滅菌パラメータ
前処理時パルス: 3
温度: 132°C (270°F)
露出時間:4分
乾燥時間:30分
滅菌設定:ラップ
(2レイヤー1プライまたは1レイヤー2プライ)
米国以外の市場向けに滅菌済み。
プリバキューム蒸気滅菌パラメータ
前処理時の最低パルス: 3
最低温度: 132°C (270°F)
最低露出時間:3分
最低乾燥時間:30分
滅菌設定:ラップ
(2レイヤー1プライまたは1レイヤー2プライ)
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