3.6.2
コントロール ユニット診断に関する注記
KTS 560 / 590は同梱の電源ユニットまたは車両のOBDインターフ
ェースを介して電源が供給されます。
!
エンジンを始動することが必要であるテストステップでは、車両から
の供給が完全になくなるまでバッテリー電圧を下げます。これらの
場合では、KTS 560 / 590に電源の供給が必要な場合があ
ります。
i
一部の車両では、OBDインターフェースを介した電源は、イグニッ
ションがオンの状態でないと印加されません。
車両内の診断インターフェースへの接続経由方法:
R
OBD接続ケーブル (図 6、位置 2) または
R
OBD接続ケーブルと追加で車両固有のアダプターケーブル経由 (
別売アクセサリー)。
i
車両内の診断インターフェースへの接続後にビープ音が聞こえた場
合は、KTS 560 / 590の作動準備が整っています。
!
OBD接続ケーブルがKTSモジュールの正しい位置に差し込まれて
いることを確認してください。コネクターのピンを誤って差し込むと、
曲がったり、破損する可能性があります。同梱の付属OBDケーブ
ルのみ使用してください。
i
コントロールユニット診断に関する参考事項は、診断ソフトウェアの
オンラインヘルプから参照してください。
3.6.3
マルチメーターとオシロスコープに関する注記
高電圧による危険!
高電圧で測定を行うと、帯電により致死電圧が発生する
ことがあります。
¶
測定ケーブルは常にまずKTSモジュールに差し込んでか
ら、車両に差し込んでください。
¶
同梱の接触防止付き測定ケーブルのみを使用してく
ださい。
¶
測定ケーブル CH1- とCH2- はできるだけ被測定物
の近くに接続します。
¶
KTSモジュールは車両にのみ使用し、電圧が
60 VDC、30 VACまたは42 VACpeak以上の測定
には使用しないでください。イグニッションシステムの測
定は行わないでください。
¶
シールドされていない測定ケーブルは、イグニッションケ
ーブル等の強い電気妨害の近くには通さないようにして
ください。
Robert Bosch GmbH
本機の説明 | KTS 560 / 590 (KTS 5a Series) | 285 |
3.7
Bluetooth USBアダプター
同梱の付属Bluetooth USBアダプターはKTS 560 / 590とPC/ノー
トPC間の無線接続を可能にします。
!
PC/ノートPCに内蔵されているか差し込まれた他のBluetoothハ
ードウエアを操作することはできません。KTSモジュールとコントロー
ル ユニット間の通信がそれにより干渉を受けるからです。
3.7.1
Bluetoothアイコン
オンボード診断が作動しているときのBluetoothマネージャー シンボル
(タスクバー上にある):
色
機能
緑
Bluetooth USB アダプターは作動しており
KTS 560 / 590 と通信しています。
白
Bluetooth USB アダプターは PC/ノートPC に差し込まれ
ていますが、Bluetooth 接続は確立されていません。
白/緑
Bluetooth USB アダプターはKTS モジュールとの無線
7秒サイクル
接続を確立しようとしています。
赤
Bluetooth USB アダプターが PC/ノートPC に差し込ま
れていません。
オンボード診断が作動しているときのBosch Bluetoothデバイス シ
ンボル
(タスクバー上にある):
色
機能
緑
Bluetooth無線接続は正常です。
赤
Bluetooth無線接続が弱くなっています。Bluetooth
USBアダプターとKTSモジュール間の距離を縮めるか、 鉄
製ドアやコンクリート壁などの障害物を避けます。
アイコンがない
Bluetooth無線接続無し。
4.4章の注記を遵守してください。
3.7.2
マイクロソフトBluetoothドライバー
マイクロソフトのBluetoothドライバーを有効化した場合、Bluetooth
マネージャーアイコン は常に"白"で表示され、Bluetoothデバイス
アイコン
は常に"緑"で表示されます。Bluetooth無線接続が確立
されていない場合、Bluetoothデバイスアイコンは表示されません。
3.7.3
ファームウェア更新
ESI[tronic] 2.0のアップデート後はコントロール ユニット診断の起動
時にKTSモジュールのファームウェアが自動的に更新されます。
ファームウェア更新には、KTSモジュールに同梱の電源ユニットで供給
し、USB接続ケーブルを介してPC/ノートPCと接続します。ファームウ
ェア更新中はUSB接続を中断しないでください。ファームウェア更新も
DDC (Diagnostic Device Configuration) を介して実行するこ
とができます (オンラインヘルプ DDCを参照)。
!
ファームウェア更新はKTS 560 / 590では常にUSB接続ケーブ
ルにより実行してください (Bluetoothはこのために使用しないで
ください)。
ja
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2016-12-15