10.
アンバランスの最小化
ホイールで測定されたアンバランスが大きすぎる場合 (例えば50 g以
上のスタティックアンバランス)、"アンバランスの最小化" を実施する
ことをお勧めします。
プログラムでは、タイヤのスタティックアンバランスをリムのスタティックアン
バランスと補正することで、すべてのアンバランスを最小化することがで
きます。
¶
"ホイールバランス調整のメインページ" から r r r 、それか
ら < I > を押します。
"アンバランスの最小化" が開きます。
!
これらすべての手順は最高精度で行われなければなりません!モ
ニター上に表示された注意事項に従ってください。
段階1~段階4:
1. ホイールガードを閉じます。
測定が開始されます。
2. バルブが12時の位置になるまで、ホイールを回転させます。
3. < I > を押します。
初回時にホイールの基準位置が保存されます。
4. タイヤに基準マークを付けます(バルブの位置と一致)。
5. ホイールをフランジから取り外します。
6. リム上のタイヤを180度回転させます。
i
この際、事前に付けたマークを参考にします。
7. ホイールを固定します。
8. バルブを12時の位置に回転させます。
9. < I > を押します。
フランジ上のホイールの新しい位置が保存されます。
10. ホイールガードを閉じます。
"
測定が開始されます。
SICAM srl soc. Unip
アンバランスの最小化 | SBM V85 A | 471
以下の値が確認されました:
$
リムのアンバランス
$
現在のアンバランス
$
タイヤのアンバランス
$
存在し得る最小アンバランス
i
値を確認後、アンバランスをさらに最小化する必要があります (段
階5~7)。
段階5~段階7:
1. 矢印がモニターの中央に位置するまでホイールを回転させます。
2. タイヤを12時の位置にマークします。
3. < I > を押します。
4. ホイールをフランジから取り外します。
5. マークがバルブの位置と一致するまでリム上のタイヤを回転させま
す。
6. ホイールを固定します。
7. バルブを12時の位置に回転させます。
8. < I > を押します。
フランジ上のホイールの新しい位置が保存されます。
i
タイヤをリム上で回転させるためには、これをエア抜きして、さらにも
う一度押し出す必要があるかもしれません。回転後、再び空気を
充填します。
9. ホイールガードを閉じます。
テスト実行が開始されます。
i
テスト実行を繰り返す必要がある場合、メッセージがモニターに表
示されます。この場合、最小化を再び続行します(第5段階よ
り)。
"
テスト実行終了後、アンバランスは自動的に最小アンバランス残
の値と比較されます。これら二つの値の差が、最大許容値以下
である場合、タイヤおよびリムは互いに最適に調整されています。
10. < I > を押します。
"メインページ"へ戻ります。
i
テスト実行が正常に終了しなかった場合、全手順(第1段階よ
り)を再び実行しなければなりません。
11. < I > を押します。
"
"メインページ"へ戻ります。
ja
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2016-08-23