5.4 Mポート
SPUR II には Mポートありとなしのバージョンがあります。
警告
Mポートは、 etCO
測定または 薬品投与のいずれかにのみ使用してくださ
2
い。 これは、 一方が他方に悪影響を及ぼすためです。
Mポートを、 一回換気量が400 ml未満の人工呼吸を実施している患者の側
流 EtCO
モニタリングにMポートをすべきではありません。
2
Mポートが薬品投与に使用されていないか、 EtCO
る場合、 患者ハウジングからの余分な漏れを防ぐためにキャップでMポート
を閉じる必要があります。
酸素供給チューブをMポートに取り付けないでください。
投与全体を適正に実施するために、 Mポートは、 使用するたびに洗浄しなけ
ればなりません。
Mポートの使用が必要な場合、 患者用の吸気ポートとマスクまたはETチュー
ブ間でフィルター、 CO
検出装置、 その他のアクセサリを使用しないでくださ
2
い。 ただし、 シリンジポート付きのオプションのアダプタを使用し、 フィルタ
ー/CO
検出装置/アクセサリをバイパスして薬剤を供給する場合を除きます。
2
EtCO
の測定
2
副流etCO
を測定するため、 etCO
測定装置のためのガスサンプリングライン
2
2
をSPUR IIのMポートに接続します。 ガスサンプリングラインコネクターを時計
方向に1/4回転してロックします。
投薬の実施
投与された薬品に対する患者の反応を注意深く観察してください。
Mポートを介して実施される1 ml (液体)以上の薬品投与は、 気管内のチューブ
への直接的な投与に匹敵します。
Mポートはエピネフリン、 リ ドカイン、 およびアトロピンによって試験済みです。
注意
液体1 ml未満の分量を投与しながら、 最適な液体による洗浄がない場合、
実際に供給される薬品投与量は増加することを想定しなければなりませ
ん。
適正な投与に関するガイドラインについては、 医師に相談してください。
Mポート経由で高い流動抵抗が感じられる場合、 チューブへの直接注入に
変更してください。
測定装置に接続されてい
2
ルアーコーン付き注射器
Mポートキャップを取り外します。 注射器をMポートに取り付けて、 時計方向
に1/4回転してロックします。 Mポートへ薬品を注入します。 5~10回、 連続し
て素早く人工呼吸します。 空になった注射器を外して、 Mポートキャップと交
換します。
針付き注射器
Mポートキャップの中間へ針を挿入します。 Mポートへ薬品を注入します。 5
~10回、 連続して素早く人工呼吸します。 空の注射器を外します。
5.5 要求バルブコネクタ
成人と小児用の人工呼吸器は、 要求バルブに接続される吸入バルブバージョン
もあります。 要求バルブを取り付けるには、 酸素リザーバを吸入バルブから引
き出します。 要求バルブは、 後で吸入バルブに挿入することもできます。
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