4.4
機器の応答時間
4.5
診断カバレッジの対策
4.6
使用時の安全機能
4.6.1
検出された対象物または基準面に対する要件
8029123/2024/01/15 | SICK
記載内容につきましては予告なしに変更する場合がございますのであらかじめご了承ください。
機器は、 安全関連センサの視野が障害物によって妨げられないように取り付け
►
てください。障害物を回避できず、リスクが生じる場合は、追加的な防護措置
を講じてください。
対象物が検出されることなく防護装置と危険箇所の間に存在できてしまう場
►
合は、追加の防護装置 (再起動インターロックなど) が必要であるかどうかを
確認してください。
例えば、カバーパネル内にシステムを組み込む場合、光路が阻害されないよう
►
にしなくてはなりません。追加の保護スクリーンを取り付けることは控えて
ください。
機器を適切な箇所に配置し、スイッチングポイントを適切に設定するには、特に機
器の反応時間と応答時間を考慮しなければなりません。
反応時間と応答時間は技術データに記載されています:
ページ
190。
診断では、十分な診断カバレッジでエラーを検出することが求められます。診断
は、内部診断と外部診断に区別されます。
内部診断では、機器によってオンラインで行われ、安全出力がエラー状態になり、
機器で実行される安全機能が要求されます (システムは安全関連状態に切り替わり
ます)。
外部診断では、上位コントローラの評価が必要となり、機器がその信号を提供しま
す。この信号に基づいて、稼働率や安全性を高めるための判断を行い、システム内
でアクションを起こしたり決断を下したりすることができます。
WTT12-S では、必要なレベルの診断カバレッジを達成するために、内部および外
部両方の診断対策が必要となります。内部診断によってエラーが検出されると、デ
ジタル出力は機器自体によって安全関連状態に設定されます (センサは INACTIVE
に設定)。
外部診断対策は、 テスト入力の切り替え (閾値のシフト) と、 その結果生じるデジタ
ル出力の挙動の下位コントローラによる評価に基づいています
ローラに対する要件", ページ
方向
どちらの機能においても、レーザスポットが基準対象物または基準面の静的かつ非
再帰反射性の位置に完全に当たるようにセンサを取り付ける必要があります。
センサは旋回させることができますが、検出経路内に設置する必要があります (検
出距離に対する角度に注意)。
実際には、基準面に対してセンサを所望の設定以上に傾け、その過程でスイッチが
切れるようにすることで、検出経路を確保することができます。予備能が小さすぎ
ると検出機能の損失につながり、周期的テストの失敗につながります。稼働率に影
響が及ぶ可能性はありますが、安全機能は影響されません。
181)。
取扱説明書
参照 "データシート",
(参照 "上位コント
179
取 扱 説 明 書 | WTT12-S
ja