•
本製品は肩より上で使用しないでください。また、
ガイドバー先端で切断しようとしないでください。
(図 29)
•
事故が起こったときに助けを求めることができない
場所で使用しないでください。
•
本製品を移動する場合は、本製品を停止させてチェ
ンブレーキをかけてください。ガイドバーとソーチ
ェンを後ろに向けて製品を持ちます。搬送前、また
は少しでも移動する前には、ガイドバーに搬送用ガ
ードを取り付けてください。
•
本製品を地面に置くときは、チェンブレーキをかけ
て、常に本製品が視野に入るようにしてください。
本製品から離れる際は、たとえ短時間でも、チェン
ソーを停止してバッテリーを外すようにしてくださ
い。
•
駆動装置に木くずが詰まる危険があります。これに
より、ソーチェンが動かなくなることがあります。
本製品をクリーニングするときは、必ず停止させて
バッテリーを外してください。
•
身体の動きが自由に取れることを確認してくださ
い。木の根、岩、枝、溝などの障害物がないか周り
の状況や地形を調べてください。斜面で作業すると
きは、注意してください。
•
適合しない、または適切に目立てされていないカッ
ティング装置を使用して切断すると、振動レベルが
上がります。硬木(広葉樹など)を切断するととき
は、軟木(針葉樹など)を切断するより振動が大き
くなります。
(図 30)
•
循環器系に障害のある人が振動を長期間受け続け
ると、循環器障害や神経障害を起こすことがありま
す。過度の振動を受け続けたために症状が現れた場
合は、医師の診断を受けてください。症状にはしび
れ、感覚麻痺、ピリピリ感、刺痛、痛み、脱力感、
皮膚の色や状態の変化などがあります。通常、指、
手、手首に発生するこれらの症状は、低温の環境下
でよく起こります。
•
自分の能力で対応できない状況での作業は避けてく
ださい。
•
本製品の使用時に起こり得る状況をすべて予測し、
対応することは不可能です。常に常識に基づいて注
意して使用してください。
(図 31)
使用者の身体保護具
警告:
本製品を使用する前に、以下の警
告指示をお読みください。
(図 32)
•
チェンソー事故の大半は、ソーチェンが使用者に当
たった際に発生します。作業中は、認可された身体
保護具を着用する必要があります。身体保護具で怪
我を完全に防止できるわけではありませんが、万が
一事故が起こった場合、負傷の度合いを軽減するこ
とができます。使用が推奨される装具については、
サービス代理店にお問い合わせください。
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•
ぴったりとした、ただし動きを制限しない服を着用
する必要があります。定期的に身体保護具の状態を
確認してください。
•
認可された保護ヘルメットを使用してください。
•
認可されたイヤマフを使用してください。長時間騒
音にさらされると、回復不能な聴覚障害になる可能
性があります。
•
保護メガネあるいはバイザーを着用し、飛散する物
体で負傷しないようにしてください。本製品は、木
くず(小さな木片)などの物体を強い力で飛散させ
ます。これにより重傷を負うことがあります。特に
目の怪我の原因になることがあります。
•
チェンソー用保護グローブを着用してください。
•
チェンソー用保護ズボンを着用してください。
•
つま先にスチールキャップの入った、滑りにくい靴
底のチェンソー用保護ブーツを着用してください。
•
常に救急箱を手元に準備しておいてください。
•
火花の発生による危険。森林火災を防止するため、
消火器とシャベルを用意してください。
本製品の安全装置
警告:
本製品を使用する前に、以下の警
告指示をお読みください。
•
安全装置に欠陥のある製品は使用しないでくださ
い。
•
安全装置は定期的に点検してください。
装置のメンテナンスと点検 722 ページ を参照して
ください。
•
安全装置に欠陥がある場合は、Husqvarna サービス
代理店にご相談ください。
ユーザーインターフェイスの機能
ユーザーインターフェイスには、[START/STOP]ボ
タン、[SavE]ボタン、バッテリーステータス、警告
インジケータがあります。チェンブレーキが作動する
か、過負荷の危険がある場合、警告インジケータが点滅
します。過負荷保護が作動すると、製品は一時的に停止
し、温度が下がるまで使用できなくなります。警告イン
ジケータが点灯している場合は、販売店にお問い合わせ
ください。
(図 33)
ユーザーインターフェイスについて詳しくは、を参照し
製品の概要 707 ページ 。
てください
自動停止機能
本製品には自動停止機能が搭載されており、3 分以上使
用しないと停止します。
チェンブレーキとフロントハンドガード
本製品にはチェンブレーキが備わっており、キックバッ
クが発生するとソーチェンが停止します。チェンブレー
キは事故発生の危険性を軽減しますが、何よりも大切な
のは慎重な取り扱いです。
(図 34)
製品の安全
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