レコーディングした演奏を修正する
レコーディング後に演奏データを修正することができます。
例えば、弾き損じた音を消去したり、音程やタイミングを修
正したりします。
タイミングの修正
タイミングの修正はクォンタイズで行います。 クォンタイズ
は、演奏した音のタイミングを、設定したビート(拍)に合
わせる機能です。完全に合わせるだけでなく、細かい演奏の
ノリを残すことができます。また、演奏したデータに対して
「スウィング」感を付け足すこともできます。では、レコー
ディングした
トラックにクォンタイズをかけてみましょ
MIDI
う。
スイッチを押して
[PAGE]
Page Select
1.
します。そして
Track Edit
ページに入ります。
Track Edit
このページではシーケンサーの各トラックの状態をグラ
フィックで表示します。小さな長方形は、そのトラック
に演奏データが入っていることを示しています。
で
を選びます。
"Track Select"
Track 01
2.
ディスプレイ下部にある
"From Measure"
3.
パラメーターを使って編集する範囲を小節単位
Measure"
で指定します。この例では
に設定します。
064
メニュー・コマンド・ボタンを押して
4.
す。
クォンタイズ・ダイアログが表示されます。
を必要な音符(音価)に設定します。
"Resolution"
5.
一般的には、レコーディングした演奏の一番短い音符を
選択します。
ボタンを押して選択したデータにクォンタイズをかけ
OK
6.
ます。
クォンタイズの結果が期待していたものと異なる場合は、
スイッチを押してクォンタイズをする前の状
[COMPARE]
態に戻し、クォンタイズ後の状態と聴き比べてください。
の設定を変えたり、
"Resolution"
値に変えてクォンタイズの結果が自然な感じになるよう
にしたり、
の値を上げてシャッフルやスウィング
"Swing"
した感じを作り出したりするなど、試してください。
また、
ページの上部にある
P0
でレコーディング中の演奏にクォンタイズをかけることも
できます。
を
"Resolution"
Hi
グ中に演奏データが設定タイミングにそろえられて記録さ
れます。
の
を押
P6 Track Edit
タブを押して
P6: Track Edit–
と
"To End of
を
に、
を
"From"
001
"To End"
を選びま
"Quantize"
を
以下の
"Intensity"
100%
"Resolution" (REC Resolution)
以外にすると、レコーディン
レコーディングした演奏を修正する
音の修正や追加
音の移動や消去、音の長さや強さの変更、音を追加するなど
の編集をするには、トラック・ビュー・エディットやピア
ノ・ロール・エディットを使用します。
トラックや小節単位で消去や移動、コピーを行うときはト
ラック・ビュー・エディットで作業すると便利です。
(
スイッチを押して
[PAGE]
Page Select
1.
押します)そして
Track View
ページに入ります。
Track View
ツールを使用して、先頭小節および後尾小節を決めて編
2.
集範囲を設定します。
ツールを使用して、移動やコピー、消去を行います。
3.
詳しくは
を参照してください。
OG p.68
先頭小節
音ずつやいくつかの音などノート単位で編集するときは、
1
ピアノ・ロール・エディットが便利です。
ツールを使用して、先頭小節および後尾小節を決めて編
1.
集範囲を設定します。
メニュー・コマンド・ボタンを押して
2.
ます。
または
P6: Track Edit– Track View
ル・ボックスを押します。
ピアノ・ロール・ダイアログが表示されます。
ノート ・ イベント
プレイバック
ズーム・ボタンを使って作業しやすい大きさに拡大しま
3.
す。
ツールを使用してノートを編集します。
4.
詳しくは
を参照してください。
OG p.70
の
を
P6: Track Edit
タブを押して
P6: Track Edit–
ツール ・ ボックス :
先頭小節を設定する
後尾小節を設定する
選択した小節のイベン
トを移動する
選択した小節のイベン
トをコピーする
選択した小節のイベン
トを消去する
ピアノ ・ ロールへジャン
プする
後尾小節
を選び
"Piano Roll"
ページの一番下のツー
ツール ・ ボックス :
ノートを選択、 移動する
ノートの長さを変える
ノートを入力する
ノートを消す
表示するノート ・ ビュー ・
エリア移動する
ノート ・ イベントの
表示を切り替える
スクロール
(ビュー ・ コントール)
ズーム
終了
17
J-