4.
本体を水平面に、 壁 (B) から約 20 cm 離して
置きます。 レーザービームを壁 (B) に照射しま
す。
5.
レーザービームの交点を壁 (B) にマークします。
6.
本体を 180 ° 回し、 レーザービームの交点を反対
側の壁 (A) にマークします。
7.
1 と 4 間の垂直距離 d1、 および 2 と 3 間の垂直
距離 d2 を測定します。
8.
d1 と d2 の中点にマークを付けます。
基準ポイント 1 と 3 が中点の異なる側にある場
合、 d1 から d2 を引きます。
基準ポイント 1 と 3 が中点の同じ側にある場合、
d1 と d2 を加えます。
9.
その計算結果を部屋の長さの 2 倍の値で割ります。
許容誤差は 10 m 当たり 3 mm です。
7.3.3 直角度 (水平) のチェック 7 8 9
1.
壁面から約 5 m 離れた空間中央部で地墨ポイント
を基準点の中心に合わせて本体を設置し、 最初の
ターゲット板 a の垂直ラインがレーザーポイント
の中心に正確に当たるようにします。
2.
次のターゲット板 b または厚紙をおよそ中央
に固定します。 そこに右矩方向ビームのポイント
(d1) をケガきます。
8 手入れと保守
8.1 清掃および乾燥
1.
レンズの埃は吹き飛ばしてください。
2.
指でガラス部分に触れないでください。
3.
必ず汚れていない柔らかい布で清掃してくださ
い。 必要に応じてアルコールまたは少量の水で
湿してください。
注意事項プラスチック部分をいためる可能性があり
ますので、 他の液体は使用しないでください。
4.
本体を保管する場合は、 保管温度を確認してくだ
さい。 特に車内に保管する場合、 冬や夏の本体温
度に注意してください(-25 °C ... +63 °C/-13 °F ...
+145 °F) 。
8.2 保管
本体が濡れた場合はケースに入れないでください。 本
体、 本体ケース、 アクセサリーは清掃し、 乾燥させ
る必要があります (最高 40 °C / 104 °F) 。 本体は完
全に乾燥した状態で本体ケースに収納してください。
長期間保管した後や搬送後は、 使用前に本体の精度を
チェックしてください。
本体を長期間使用しない時は、 電池を抜き取ってくださ
い。 電池から流れ出た液体で、 本体に損傷を与える可
能性があります。
3.
本体を、 上から見て正確に時計回りに 90 ° 回しま
す。 地墨ポイントを基準点の中心に合わせ、 左矩
方向ビームの中心がターゲット板 a の垂直ライン
に正確に当たるようにします。
4.
右矩方向ビームのポイント (d2) をターゲット板
c にケガきます。
5.
レーザーポイント (d3) をターゲット板 b また
は厚紙 (手順 7) にケガきます。
注意事項d1 と d3 間の水平距離の許容値は、 測定
距離 5 m で 3 mm 以下です。
6.
本体を、 上から見て正確に時計回りに 180 ° 回し
ます。 地墨ポイントを基準点の中心に合わせ、
右矩方向ビームの中心が最初のターゲット板 a
の垂直ラインに正確に当たるようにします。
7.
続いて左矩方向ビームのポイント (d4) をター
ゲット板 c にケガきます。
注意事項d2 と d4 間の水平距離の許容値は、 測定
距離 5 m で 3 mm 以下です。
注意事項d3 が d1 の右にある場合、 水平距離
d1-d3 と d2-d4 の合計は、 測定距離が 5 m の場
合最大で 3 mm まで許容されます。
注意事項d3 が d1 の左にある場合、 水平距離
d1-d3 と d2-d4 間の差は、 測定距離が 5 m の場合
最大で 3 mm まで許容されます。
8.3 搬送
搬送や出荷の際は、 本体をヒルティの本体ケースか同等
の質のものに入れてください。
注意
搬送時は必ず電池/バッテリーパックを抜き取ってくだ
さい。
8.4 ヒルティ校正サービス
各種の規則に従った信頼性を保証するためには、 本体
の定期点検を第三者の校正機関に依頼されることをお
勧めします。
ヒルティ校正サービスはいつでもご利用できますが、
少なくとも年に一回のご利用をお勧めします。
ヒルティ校正サービスでは、 本体が点検日の時点で、
取扱説明書に記載されている製品仕様を満たしているこ
とが証明されます。
本体が仕様範囲にない場合は、 再調整します。 調整
と点検の終了後調整済みステッカーを貼って、 本体が
メーカー仕様を満たしていることを証明書に記載しま
す。
校正証明書は ISO 900X を認証取得した企業には、 必
ず必要なものです。
詳しくは、 弊社営業担当またはヒルティ代理店 ・ 販売
店にご連絡ください。
ja
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