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お客様へ
この度は Bauerfeind 社の製品をお求めいただき、 誠にありがとうございます。
GenuTrain® P3 は、 高い医療基準および品質基準に基づいて製造されていま
す。
この取扱説明書には、GenuTrain® P3 の用途、 適応、 禁忌、 装着、 お手入れ、 廃
棄に関する重要な情報が記載されています。 隅々まで注意してお読みく ださ
い。 この説明書は、 後日改めて必要になる場合に備えて、 保管いただく ようお願
いいたします。 ご不明な点は、 担当医師またはご利用の専門店までご連絡く だ
さい。
用途
GenuTrain® P3 は、 個々の体に合うように整形された、 膝関節の負担を軽減す
るアクティ ブ バンデージです。 膝頭を包み込むよう特別整形されたマッサー
ジ パッ ドと一体型の位置調節機構によって、 膝蓋骨の横移動を防止します。
さらに、 関節の軟部組織に交互にマッサージ効果を与えます。 これにより膝頭
の部分の血流が良くなり リンパの流れが促進されるため、 腫れが引き、 痛み
が和らぎ、 関節の機能が回復します。 バンデージの上下では脚をあまり締め付
けず、 膝窩部分には柔らかい編み地を使用しているため、 快適な装着感が得
られます。 バンデージの装着により、 筋肉組織が活性化され、 筋肉の退化を防
止します。
外側大腿部の位置にある三角形のマッサージ パッ ドが、 摩擦マッサージの働
きをして筋肉の緊張をほぐします。 これが膝蓋骨の外側への引っ張りを最小
限に抑えるため、 脚の動きが安定します。
適応症例
• 膝蓋骨周囲の痛み (膝蓋大腿疼痛症候群または膝蓋軟骨軟化症、 膝蓋骨
腱炎)
• 膝蓋骨の外側遊離 (膝蓋分離症)
• 脚の曲げ伸ばしによる膝蓋骨の乗り上がり
(膝蓋骨上昇)
ご使用によるリスク
注意*
GenuTrain® P3 の使用については、 この取扱説明書の指示事項に従い、 記載さ
れた使用部位 (用途および装着箇所) 以外には装着しないでく ださい。
GenuTrain® P3 は処方によって使用できる製品であり、 医師の指示の下で装着
する必要があります。
理想的な装着を保証するには、 熟練した専門技能者
ズを決定してもらう必要があります。
編み地の内側に GenuTrain® P3 のタグが縫い込んであり、 そのタグに製品名、
サイズ、 メーカー名、 洗濯方法、 および CE 表示の情報が記載されています。 ( 初
めて装着するときの) マッチングと使用開始時の指導は、 必ず熟練した専門技
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能者
の方が行ってく ださい。
例えば、 圧迫療法の一環で他の製品 (圧迫ストッキングなど) と組み合わせて
使用するときは、 事前にかかりつけの医師の方の承諾をいただいてく ださ
い。
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* このマークは、 人的被害の危険(負傷、 健康への影響、 事故発生のリスク)があるこ とを
示し、 場合により物的損害(製品の破損)も含みます。
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専門技能者とは、 バンデージと矯正装具の使用において患者に対し調整や装着指導
を行うこ とを国や地域が発効した法規により認められた人を指します。
All manuals and user guides at all-guides.com
に GenuTrain® P3 のサイ
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使用により逆に痛みが増したり体に極端な変化が見られた場合は、 直ちにか
かりつけの医師にご相談く ださい。
製品が不適切にまたは用途以外の目的で使用された場合、 製造物責任は負
いかねます。 この製品は、 薬品、 軟膏、 ローションのうち油脂や酸を含むものと
は、 接触させないようにしてく ださい。
全身の組織に影響が及ぶ副作用については、 現在まで報告されておりま
せん。 ただし、 使用法や装着が不適切な場合は、 この限りではありません。
GenuTrain® P3 は過度に締め付けないでく ださい。 局所圧迫症状が生じる恐れ
があります。 まれに血管や神経の狭窄が起こるこ ともあります。 こ う した症状が
出た場合、 バンデージの装着状態をよくチェックし、 必要な場合は、 お使いの
GenuTrain® P3 のサイズを確認してもらってく ださい。
GenuTrain® P3 は、 外側へ力が掛かるこ とよる膝蓋骨の飛び出し (膝蓋骨脱臼)
の再発を防止する構造にはなっておりません。
天然ゴム ラテックス (ジエン共重合体繊維) を含有しています。 過敏症の
方は、 皮膚に炎症が起こるこ とがあります。 アレルギー反応に気づいたとき
は、 このバンデージの着用を中止してく ださい。
禁忌症例
医者に見せるべきアレルギー反応が出たという報告は、 今のところありませ
ん。 次に挙げる症候群のある方は、 このような補助具の適用及び着用について
医師の方とご相談の上でのみ、 ご検討く ださい。
• 装着部位に皮膚障害や損傷、 特に炎症が認められる場合、 または腫れ、 発
赤、 高度の発熱を伴った隆起瘢痕が認められる場合
• 静脈瘤
• 糖尿病などによる脚の感覚低下および運動障害
• リンパ排液障害(装着部位から離れていても軟部組織に不明瞭な腫れがあ
る場合も含む)
使用上のご注意
装着
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両サイ ドのスパイラル ロッ ドの上端を掴み、
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まで引き上げ、
膝頭が圧迫感なくマッサージ パッ ドに包み込まれるように
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します。
必要に応じてバンデージの位置を調節します。
膝蓋骨を所望の位置で安定させる方法
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膝頭を理想的な位置にするために、 脚を軽く曲げます(最大で20° )。 バンデ
ージのもも内側にあるベルクロの部分からプルタブを外します。 これを斜め上
に、 膝蓋骨が所望の快適な位置に来るまで引っ張ります。
クロの部分まで戻してしっかり固定します。
取り外し
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バンデージを外すときは、 バンデージの下端からロッ ドの部分を持って下
に引っ張ってく ださい。 製品の損傷を避けるため、 バンデージを捲り返さない
でく ださい!
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バンデージを膝関節の上
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プルタブをベル
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