Petzl GRIGRI 2 Manual Del Usuario página 20

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(JP)日本語
この取扱説明書の文章は、 必ず図と併せて読み、 理解してくだ
さい。
図に示された使用方法の中で、 ×印やドクロマークが付いてい
ないものだけが認められています。 最新の取扱説明書やその他
の関連情報はウェブサイト(www.alteria.co.jp)で参照できますの
で、 定期的に確認してください。
疑問点や不明な点は(株)アルテリア (TEL04-2969-1717) にご相
談ください。
1. 用途について
『グリグリ 2』 は、 CE ( EN 892) もしくは/及びUIAAの認証を受けた
直径8.9〜11 mmのカーンマントル構造 (芯+外皮) のダイナミッ
クロープを使用するビレイデバイスです。 直径9.4〜10.2 mmの
ロープで最も操作しやすいようにデザインされています。 .
クライミングでは、 1人のリードクライマーもしくはセカンドクラ
イマーのビレイ及びロワーリングに使用できます。
ユーザーは、 本製品を使用する前に、 ビレイの技術を身につけ
ておく必要があります。
『グリグリ 2』 はブレーキ補助機能を持ちますが、 「 クライマーの
動きには常に注意を払う」 「 末端側のロープから手を放さない」
等のビレイの原則は守る必要があります。
警告
クライミングは危険を伴うスポーツです。
ユーザー各自が自身の行為、 判断についてその責任を負うこと
とします。
使用する前に必ず :
- 取扱説明書をよく読み、 理解してください
- この製品を正しく使用するための適切な指導を受けてください
- この製品の機能とその限界について理解してください
- 高所での活動に伴う危険について理解してください
これらの注意事項を無視または軽視すると、 重度の傷害や死に
つながる場合があります。
責任
警告 : 使用前に必ず、 「 用途について」 の欄に記載された使用用
途のトレーニングを受けてください。
この製品は使用方法を熟知していて責任能力のある人、 あるい
はそれらの人から目の届く範囲で直接指導を受けられる人のみ
使用してください。
ユーザーは各自の責任で適切な安全確保の技術を習得する必
要があります。
誤った方法での使用中及び使用後に生ずるいかなる損害、 傷害、
死亡に関してもユーザー各自がそのリスクと責任を負うこととし
ます。 各自で責任がとれない場合や、 その立場にない場合はこ
の製品を使用しないでください。
2. 各部の名称
(1) 可動サイドプレート (2) カム (3) 軸 (4) フリクションランナー
(5) ハンドル (6) 固定サイドプレート (7) アタッチメントホール
主な素材 : アルミニウム合金、 ステンレススチール、 ナイロン
3. 点検のポイント
毎回、 使用前に以下の確認作業を行ってください :
製品に亀裂や変形、 傷、 腐食等がないことを確認してください。 磨
耗の状態を確認してください。
カム及びハンドルの動きが妨げられないこと、 スプリングや固定
用のネジ、 リベッ ト等に問題が無いことを確認してください。
カム及びフリクションランナーの状態を確認してください。
器具の内部に砂や小石等の異物が入っていなこと、 ロープが通
る箇所に潤滑油等が付着していないことを確認してください。
各PPE ( 個人保護用具) の点検方法の詳細についてはペツルのウ
ェブサイト (www.petzl.com/ppe) を参照ください。
もしこの器具の状態に関する疑問があれば、 (株)アルテリア
(TEL : 04-2969-1717) にご相談ください。
使用中の注意点
この製品及び併用する器具 (連結している場合は連結部を含む)
に常に注意を払い、 状態を確認してください。 システムの各構成
器具が正しくセッ トされていることを確認してください。
カラビナがメジャーアクシスに沿って加重されていることを確
認してください。 ゲートがロックされていることを確認してくだ
さい。
警告 : 異物によってカムの動きが妨げられないように注意して
ください。
4. 適合性
この製品がシステムの中のその他の器具と併用できることを確
認してください (併用できる = 相互の機能を妨げない) 。
ロープ
使用できるロープ : CE EN 892 もしくは/及びUIAAの認証を受け
た直径8.9〜11 mmのカーンマントル構造 (芯+外皮) のダイナ
ミックロープ
警告 : 新しいロープを使用する場合は、 ブレーキの効きが弱くな
ることがあります。
通常ブレーキの効きやロープの繰り出しやすさは、 使用するロ
ープの直径、 状態、 磨耗の程度、 外皮表面の処理等によって変わ
ります。 普段使用しているロープとは別のロープを使用する場
合は特に注意し、 実際にそのロープを 『グリグリ 2』 にセッ トした
ときのビレイやロワーリングの操作感覚に慣れるようにしてく
ださい。
ロープの太さと使用上の注意事項 :
9.4
10.3 mm:
本製品は直径がこの範囲のロープで最も操作しやすくなって
います。
10.3
11 mm:
使い込んだロープや直径が太いロープを使用する際は、 ロープ
を繰り出すために 「9B」 の操作方法をより多く使用することが必
要となる場合があります。
8.9≤ <9.4 mm:
細いロープは握りにくいので、 特に注意して使用する必要があり
ます。 下降中やフォールを止める際にコントロールが難しくなる
ことがあります。 『グリグリ 2』 で細いロープを使用するには、 高い
注意力とビレイや懸垂下降の十分な経験が必要です。
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D14 2 GRIGRI 2
D145010D (030311)
警告 : 使用するロープによっては滑りやすくなり、 『 グリグリ 2』 の
ブレーキの効きが悪くなる場合があります (新しいロープ、 濡れ
ているまたは凍っているロープ、 泥が付いたロープ等) 。
取り付け用のカラビナ
必ず最新の規格に適合したロッキングカラビナを使用してくだ
さい。
5. 機能の原理
フォールによってロープが引かれると、 『 グリグリ 2』 がカラビナ
を軸に動き、 カムがロープを挟み込むことによりブレーキがかか
ります。 末端側のロープを握ることにより、 ブレーキ機能の働き
が補助されます。 末端側のロープから決して手を放さないでく
ださい。 障害物によって器具の動きが妨げられないようにしてく
ださい。 『グリグリ 2』 及びそのカムの動きが妨げられないように
してください。
警告、 死の危険 : 器具及びカムの動きが妨げられると、 ブレーキ
機能が正常に作動しません。
6. 『グリグリ 2』 のセッ ト方法
サイドプレート及びカムに刻印された図に従ってロープをセッ
トしてください。
可動サイドプレートを閉じ、 2つのアタッチメントホールを通して
カラビナをクリップします。 ハーネスの取扱説明書に従って、 ハ
ーネスのビレイループにカラビナをクリップします。 カラビナの
ゲートをロックします。
7. パートナー同士での安全確認
クライミングを行う際は、 特に以下の点についてパートナー同士
で確認し合う習慣をつけましょう :
- ビレイシステムに連結されていること
- ロープが正しくハーネスに連結されていること
- 『グリグリ 2』 に正しくロープがセッ トされていること
- ロープの長さがルートに適していること
- ロープの末端側にストッパーノッ トが結ばれていること
8. 機能の確認
毎回、 使用前に、 ロープが正しくセッ トされていること、 器具が正
しく機能することを確認してください。
末端側のロープを握った状態で、 クライマー側のロープを素早く
引いてください。 このとき 『グリグリ 2』 によりロープにブレーキが
かからなければなりません。
警告 : ロープにブレーキがかからない場合、 致命的な事故につ
ながる危険があります。
ロープが正しくセッ トされていることを確認してください。
9. ビレイ技術
『グリグリ 2』 でビレイをする際は、 以下の重要な原則を忘れな
いでください :
- 末端側のロープから絶対に手を放さない
- 手で器具を包むようにつかまない
- クライマーの動きに注意をし、 クリップのタイミングに備える
ビレイ技術を身に付けるためには、 適切なトレーニングが必要
です。 この説明書はトレーニングの代わりになるものではあり
ません。
9A. ロープの繰り出し方
この方法が通常のビレイポジションです。 この方法を習慣付けて
ください (図参照) 。
ビレイヤーは、 片方の手で末端側のロープを握り、 もう片方の手
でクライマー側のロープを握ります。
スムーズにロープを繰り出すためには、 クライマー側のロープ
を引き出すことよりも、 末端側のロープを押し込むことを意識し
てください。
この方法でできること :
- ロープを繰り出す、 たぐる
- フォールを止める ( 「9D」 参照)
リードクライマーがクリップする時に素早くロープを繰り出す
必要がある場合を除き、 常にこのビレイポジションを維持して
ください。
末端側のロープから絶対に手を放さないでください。
9B. クライマーがクリップをする時に素早く ロー
プを繰り出す
クライマーがクリップするために素早くロープを繰り出す必要
がある時に、 通常のビレイポジションでは対応が難しい場合が
あります。
対応法のひとつとして、 単純にビレイヤーが壁側に動く という方
法があります。
また、 以下の方法もあります : 末端側のロープを握ったまま、 その
手の人差し指を可動サイドプレートのリップに押し付け、 親指で
カムを押さえます。
もう一方の手でロープを繰り出します。
ロープの繰り出しを終了したら、 すぐに通常のビレイポジション
に戻ってください。  
警告 : この方法は必要な時のみ使うようにし、 素早く行う必要
があります。
この方法は、 フォールを止める際にカムを押さえつけててしま
い、 ブレーキが作動しなくなる危険があります。
末端側のロープから絶対に手を放さないでください。
親指でカムを押さえたままにしないでください。
9C. ロープをたぐる
クライマーがクリップをしたらすぐに通常のビレイポジションに
戻り、 ロープのスラックをとります。
クライマーがクイックドローの位置に到達するまではロープをた
ぐります。 その後はまたロープを繰り出します。
末端側のロープから絶対に手を放さないでください。
9D. フォールを止める
墜落を止めるためには、 末端側のロープをしっかりと握って下
に引きます。
ダイナミックビレイについてのアドバイス : クライマーにかかる
衝撃を緩和するため、 引かれる方向に小さくジャンプするか、 動
いてください。
末端側のロープから絶対に手を放さないでください。
10. トップロープ
常にスラックをとるようにしてください。 両手を使い、 ロープを操
作してください。 末端側のロープから絶対に手を放さないでくだ
さい。 フォールを止める方法については 「9D」 をご参照ください。
末端側のロープから絶対に手を放さないでください。
11. トップロープでのロワーダウン
ビレイヤーはロープのスラックをとり、 体重をあずけます。 末端側
のロープから絶対に手を放さないでください。
クライマーがロープに体重をあずければ、 ロワーダウンの準備
は完了です。
ビレイヤーは、 末端側のロープを握ったまま、 ハンドルをゆっく
りと引きます。 ハンドルの操作でブレーキの補助をすることは
できますが、 下降速度は末端側のロープの握り具合でコントロ
ールします。
ロープの末端にストッパーノッ トを結ぶことを忘れないでくださ
い。 末端側のロープから絶対に手を放さないでください。
ペツル 『フレイノ』 等のブレーキ用カラビナを使用して摩擦を増
やすと、 ロワーダウンのコントロールがしやすくなります。
12. 一般注意事項
耐用年数 / 廃棄基準
ペツルのプラスチック製品及び繊維製品の耐用年数は、 製造
日から数えて最長10年です。 金属製品には特に設けていません。
注意 : 極めて異例な状況においては、 1回の使用で損傷が生じ、
その後使用不可能になる場合があります (劣悪な使用環境、 鋭
利な角との接触、 極端な高/低温下での使用や保管、 化学薬品と
の接触等) 。
以下のいずれかに該当する製品は以後使用しないでください :
- プラスチック製品または繊維製品で、 製造日から10年以上経
過した
- 大きな墜落を止めた、 あるいは非常に大きな荷重がかかった
- 点検において使用不可と判断された。 製品の状態に疑問が
ある
- 完全な使用履歴が分からない
- 該当する規格や法律の変更、 新しい技術の発達、 また新しい
製品との併用に適さない等の理由で、 使用には適さないと判断
された
使用しなくなった製品は、 以後使用されることを避けるため廃
棄してください。
製品の点検
毎回の使用前の点検に加え、 定期的にPPEに関する十分な知識
を持つ人物による綿密な点検を行う必要があります。 綿密な点
検を行う頻度は、 使用の頻度と程度、 目的により異なります。 ま
た、 法令による規定がある場合はそれに従わなければなりませ
ん。 ペツルは、 少なく とも12ヶ月ごとに綿密な点検を行うことを
お勧めします。
トレーサビリティ (追跡可能性) を維持するため、 製品に付いてい
るタグを切り取ったり、 マーキングを消したりしないでください。
点検記録に含める内容 : 用具の種類、 モデル、 製造者または販売
元の名前と連絡先、 製造番号、 認識番号、 製造日、 購入日、 初めて
使用した時の日付、 次回点検予定日、 注意点、 コメント、 点検者及
びユーザーの名前と署名。
詳しい点検記録の見本はwww.petzl.com/ppeをご参照くださ
い。
持ち運びと保管
紫外線、 化学薬品、 高/低温等を避け、 湿気の少ない場所で保管
してください。 必要に応じて洗浄し、 直射日光を避けて乾燥させ
てください。
改造と修理
ペツルの施設外での製品の改造および修理を禁じます (パーツ
交換は除く) 。
3年保証
原材料及び製造過程における全ての欠陥に対して適用されま
す。 以下の場合は保証の対象外とします : 通常の磨耗や傷、 酸
化、 改造や改変、 不適切な保管方法、 メンテナンスの不足、 事故ま
たは過失による損傷、 不適切または誤った使用方法による故障
責任
ペツル及びペツル総輸入販売元である株式会社アルテリアは、
製品の使用から生じた直接的、 間接的、 偶発的結果またはその他
のいかなる損害に対し、 一切の責任を負いかねます。
ここに記載した内容はすべてを網羅するものではありません。
『グリグリ』 の動画を含め、 その他の情報は www.petzl.com で
ご確認いただけます。
トレーサビリティ とマーキング
a. この個人保護用具の製造を監査する公認機関
b. CE適合評価試験公認機関
c. トレーサビリティ : データマトリクスコード = 製品番号 + 個
別番号
d. 直径
e. 個別番号
f. 製造年
g. 製造日
h. 検査担当
i. 識別番号
j. 規格
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