使用できます。
身体的かつ/または精神的に良好でない状態で使用を行う
と、 通常時や緊急時の安全性が損なわれる場合があること
に留意してください。
装置を酷使したり不適切な使用を行った場合、 メーカーは
責任を負うことができません。 常に、 すべてのリスクおよび
責任は使用者にかかってきます。
本製品を救助活動で、 あるいは個人用保護具 (PPE) として
使用する場合は、 各国の法律や規則を遵守するようにしてく
ださい。
装置を使用する前に使用者は、 人員が落下した場合にPPE
システムにより速やかに安全かつ適切な救助を行えること
を確認しておく必要があります。 動作なしでベルトをぶらさ
げた状態にすると、 重大な怪我あるいは死亡事故につなが
るおそれがあります (ハーネス症候群) 。
PPE製品は、 人員の確保用途にのみ使用できます。
製品固有の情報
図1a/bに関する部品の名称 :
A EN 361に準拠した固定具
B EN 358に準拠した小穴
C EN 813に準拠したベルト
D 25kgまで使用できる保持ループ
E 25kgまで使用できるツールバッグ保持用ストラップ
F 座部取り付け用ループ
EN 361に準拠した使用 :
固定具 (A) にてベルトを救助あるいは落下防止システムに
確実に接続します。 さらに必要に応じて使用する個々の固定
具 (カラビナ) はEN 362に準拠したものを使用し、 ここ (Aマ
ーク) に取り付けます。
落下防止システムには必ずEN 361に準拠した体用の装着
帯を使用します。
落下防止システムを使用する前に、 作業場を行う使用者の
下側に必要な間隔を確保するようにします。
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EN 813に準拠した使用 :
固定具を腹部のベルト (C) に接続します。
EN 358に準拠した使用 :
固定具は側面の小穴 (B) あるいは背側のストラップ (B) に固
定します。 固定具あるいはループは屋内でのみ使用できま
す。 固定位置までピンと張ったロープの接続道具は腰の高
さあるいはそれより高い位置でなければならず、 自由落下
の高さは0.5 mまでとなります。
図2 ベルトの取り付け
2a 開いた臀部用ループおよび脚用ループを横側から取り
付けます。 肩用ストラップを左肩にまわします。
2b 右肩用ストラップを肩から回し、 バックルで留めます。
2c 腰用ベルトを締め直します。
2d 脚用ループのバックルをしっかりと引きつけ、 固定しま
す。
2e 肩用ストラップを締め直します。
図3 バックルの取り扱い
3a ベルトのひもの末端は折り返す必要があります。 その後、
カバーを留め具にかぶせます。
3b トリプルロック ・ バックルについては、 フック用のフレーム
部分を上方に向ける必要があります。 バックルを外すに
は、 突き出た金属製フレームをバックルケースの方に押
しながらバックルを持ち上げます。
3c イージーグライダー・バックルは、 上方に向けて緩めま
す。 余ったベルトを引っ張って固定します。 必要に応じて
カバーを留め具にかぶせます。
3d クリックロック ・ バックルは、 両側がしっかりとロックされ
るようにします。
すべての固定部および調整部は定期的に点検するようにし
てください。
図4 ひもの端は保持用ゴムに収納します。 長すぎるひもは内
側に折りこむことができます。
08.12.2016 09:01:58