5.6 外装仕上げ
>
必要な工具
トルクレンチ
1) 指定したトルク値の取付トルクで、義足コンポーネントのネジを全て締めます。
2) 義足が適切に機能することを確認します。
6 使用方法
6.1 使用に関する情報
注意
過度な負荷による油圧装置のオーバーヒート
機能が低下したり、義肢パーツが損傷して転倒したり、火傷をするおそれがあります。
オーバーヒートした義肢パーツには手を触れないでください。
►
機能低下が生じた場合、動作を止めて、オーバーヒートした義肢パーツが冷えるまで待って
►
ください。
オーバーヒートまたは機能変化が生じた場合、有資格者が義肢の点検を行ってください。
►
注意
濡れた場所での使用
足元が滑ったり、膝継手の機能に異変が生じて、転倒する危険性があります。
濡れた場所で使用する際は、事前に膝継手にロックをかけてください(「膝継手のロック」
►
の章を参照してください – 195 ページ参照)。
状況に合わせて歩行速度を調整してください。
►
地面が水で濡れている場合、滑り止めのソールを使用してください。
►
上記のことを装着者にご説明ください。
►
注記
製品への負荷により発生する危険性
損傷により正常に機能しなくなる場合があります。
装着の都度、損傷がないことを確認してからご使用ください。
►
正常に機能しない製品は使用しないでください。
►
必要な処置をとってください (製造元のテクニカルサービスによるクリーニング、修理、
►
交換、点検など)。
備考
油圧装置の油漏れによる危険
油漏れによる環境被害や皮膚刺激の危険があります。
装着の都度、油漏れがないことを確認してから製品をご使用ください。
►
油漏れが見られたら、製品の使用を中止して、直ちに修理を依頼してください。
►
6.1.1 膝継手のロック
膝継手のロック
1) 負荷をかけた状態で、膝継手を完全に伸展させます。
2) ロックレバーを下げます(画像参照 21)。
3) 膝継手がロックされていることを確認してください。
膝継手のロック解除
1) 負荷をかけた状態で、膝継手を完全に伸展させます。
2) ロックレバーを上げます(画像参照 22)。
3) 膝継手のロックが解除されたことを確認してください。
195