11 分解
11 分解
分解は、専門店にのみ実施することが許されています。 分解作業の開始に先立ち、必ず停
止・遮断手順を実施するようにしてください。 その際、溶接システムに組み込まれている構
成要素にも注意してください。
機器が不意に始動することによる傷害の危険
メンテナンス、保守、分解、修理の作業を行うときは、その全期間を通じて、下記の指示
に従ってください。
• 電源を切ってください。
• 圧縮空気の供給を遮断してください。
• 溶接設備全体のスイッチを切ってください。
• 電源プラグを抜いてください。
提示
• 8 運転停止 JP- 16 の情報を参照してください。
1 ワイヤ送給装置からケーブルアセンブリを外します。
2 取り外せるパーツ(交換パーツ、ホルダー、ロボットマウント CAT、トーチネック)を取
り外します。
12 廃棄処理
廃棄処理に当たって、国や地方の規定、法律、規則、規格、指令などを守ってください。
ワイヤ送給システム MFS-V2 を適切に廃棄処理するために、まず分解する必要があります。
11 分解 JP- 18 参照
12.1 材料
本製品は、大部分がプラスチック、スチール、非鉄金属でできています。 スチールと非鉄金
属は、製鋼所や製錬所で再び溶かすことができるため、ほとんど無制限に再利用できます。
使用されているプラスチック類は識別表示され、のちのリサイクルに向けて、材料の分別、
分留ができるよう準備されています。
12.2 運転用材料
オイル、グリース、洗浄剤は、土壌を汚染したり、下水道に侵入してはなりません。 これら
の材料は適切な容器の中で保管、輸送、廃棄処理する必要があります。 その際、国や地方の
関連規定や、材料メーカーにより指定されている製品安全データシートの廃棄処理に関す
る注意事項を守ってください。 汚染した洗浄用具(ブラシ、雑巾など)も同様に材料メー
カーの指示に従って廃棄処理する必要があります。
12.3 包装
ABICOR BINZEL は、輸送用の包装を必要最小限に抑えました。 包装材の選定に当たり、リ
サイクルの可能性を考慮しています。
13 付記
13.1 構成
レーザ熱線仕様では、熱線用のプロセス電源装置が必要です。
JP - 18
危険
MFS-V2