4.5.4 ポンプ硬度の調整
選定した調整リ ングによってポンプの圧縮剛性が変化します。 ワ ッ シャ ーを追加するか取り外して適
切な硬度に調整してくださ い (図6-11) 。
1. ポンプ遠位端部の固定ネジを緩めます (図5-10) 。
2. 納品時のパッケージには、 ポンプとともに固定ネジと ワ ッ シャ ー2組が同梱されています ワ ッ シャ ー
は2つ以上使用しないでくださ い。 ワ ッ シャ ーは1つまたは両方とも取外し可能です。 小型のOリ ン
グを使用してネジの上にワ ッ シャ ーを置いてくださ い。 Oリ ング自体には特に機能はあり ません。
a) ワ ッ シャ ーを外すと調整リ ングへの負荷が増すため、 垂直方向のずれを防ぐことができます。 さ
らに遊脚相では、 ポンプが伸張します。 副次効果と して最大吸引力に達するまでの時間が若
干短くなり ます。
b) ワ ッ シャ ーを追加すると調整リ ングへの負荷が減少するため、 垂直方向のずれを生む場合もあ
り ます。 さ らに遊脚相では、 ポンプが伸張します。 副次効果と して最大吸引力に達するまでの
時間が若干長くなり ます。
3. 丁度良い衝撃吸収力が得られたところで吸引力を確認してくださ い。
4.6 陰圧環境のモニタ リ ング
一時的に真空計755Z37 ( オッ トーボッ ク社に別途注文可能) を取付け、 ハーモニーシステムが陰圧状
態に保たれているかど うか確認します。
1. ハーモニーP3ポンプの吸気バルブからチューブを外します。
2. 次に、 真空計の短い方のチューブをポンプの吸気バルブに取付け、 ソケッ トコネクターを真空計の
接続口に接続します。
3. 立位で 正しくハーモニーシステムが装着されている場合、 ハーモニーP3 ポンプ が作動すると吸引
力は508~847ミ リバール (15~25水銀柱イ ンチ) になり ます。
4. ポンプを停止させます。 吸引作用が続く ようであれば装置は正しく機能しています。 吸引力が低
下する場合は、 装置の点検を行ってくださ い (4.6.1の項を参照) 。
4.6.1 吸引力が低下した場合の トラブルシューティ ング
4.6の項に従って真空計を取付け、 吸引力低下が領域1、 2、 3 ( 図11) のど こで発生したかを確認してく
ださ い。 次の手順で操作します。
フローチャート:
132 | Ottobock
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