第 2 章 デバイスの構成
バックアップ Untrust ゾーンインターフェースの構成
デフォルトでは、NetScreen-5GT ワイヤレス ADSL デバイス上において、adsl1 インター
フェースがネットワーク外部への主要接続となります。NetScreen-5GT ワイヤレス ADSL
デバイス上で利用できる各ポートモードを選択することにより、ネットワーク外部へのバッ
クアップ接続として、アントラステッド Ethernet ポートまたはモデムポートのどちらに接
続するかを決定することができます
バックアップインターフェースを Untrust ゾーンにバインドし、インターフェースを正しく
構成してください。
注記: アントラステッド Ethernet ポートまたはモデムポート接続のいずれかを使用し
て構成できるバックアップインターフェースは 1 つだけです。バックアップ接続にアン
トラステッドポートを使用する場合は、トラスト - アントラストポートモードで
Untrust
インターフェースを構成するか、または他のポートモードで ethernet3 イン
ターフェースを構成してください。バックアップ接続にモデムポートを使用する場合は、
すべてのポートモードにシリアルインターフェースを構成してください。
たとえば、Untrust インターフェースを Untrust ゾーンにバインドするには、以下の手順に
従って実行します。
WebUI
Network > Interfaces > Edit (untrust インターフェース ): Zone Name ドロップダ
ウンリストから Untrust を選択し、OK をクリックします。
CLI
set interface untrust zone untrust
save
また、Untrust インターフェースに静的 IP アドレスを設定するか、またはインターフェー
スの IP アドレスを DHCP か PPPoE 経由のどちらで取得するかを指定する必要があります。
インターフェースのパラメータ設定の詳細については、ScreenOS 5.0.0 の『NetScreen
と用例 ScreenOS リファレンス ガイド 』の「基本」の部にある「インターフェース」の章を
参照してください。
adsl1 インターフェースと、Ethernet インターフェース ( ポートモードによって untrust ま
たは ethernet3 と名前が異なる ) かシリアルインターフェースのいずれかが、Untrust ゾー
ンにバインドされている場合は、インターフェースフェールオーバーが自動的に構成されま
す。つまり、adsl1 インターフェースが使用できなくなると、NetScreen デバイスは自動的
にトラフィックをバックアップインターフェースに送信します。デバイスは、adsl1 イン
ターフェースが再び使用可能になると、トラフィックを自動的に adsl1 インターフェースに
送信します。
注記: adsl1 インターフェースのみが、フェールオーバーから影響を受けます。 つまり、
ADSL
サブインターフェースも構成している場合でも、サブインターフェースはバック
アップインターフェースにフェールオーバーしません。
また、adsl1 インターフェース上で手動で強制的にフェールオーバーしたり、フェールバッ
クすることもできます。 詳細については、ScreenOS 5.0.0 の『NetScreen
ScreenOS
リファレンス ガイド 』の「高可用性」の部の「インターフェースの冗長性」の章
を参照してください
190
(188
ページの「ポートモードを変更する」を参照 )。
。
概念
概念と用例
ユーザーズガイド