フランジバックの調整
フランジバックとは、 レンズの取り付け基準面(フランジ)から結像面までの距離をいいます。
取り付けカメラの違いや外気温度など諸条件の違いにより、フランジバックがずれることがあります。フ
ランジバックがずれると、ズームを操作したときにピントがずれるなどの現象が起きる場合があります。
この場合は、下記の要領で調整を行ってください。
E X
準備
1
被写体を用意する。白黒の放射縞模様チャート「ジーメンススター」は、
http://www.fujifilm.com/support/optical_devices/tv_cine/resources/
(
WEB
サイトが参照できない場合などは、コントラストがはっきりした被写体(例えば白黒カレンダー
など)を代用することも可能です。
2
カメラにレンズを取り付け、レンズの絞りを開放にする。
Q
絞りを開放にすることで被写界深度が浅くなり、より確実に焦点を合わせることができます。フラン
ジバックを正確に調整するために、出来るだけ丁寧な焦点合わせ操作を行ってください。
E X
調整
1
F.f
固定つまみを反時計方向に回してゆるめます。
2
ズームを操作して広角端にします。
3
F.f
固定つまみを使用して
模様が最もはっきり見える位置が最適な焦点位置です。
4
ズームを操作して望遠端にします。
5
フォーカスを操作して、 ジーメンススターに焦点を合わせます。
6
ズームを広角端に戻して、手順
2
6
7
上記の手順
〜
れば、 フランジバック調整完了です。焦点がずれてしまう場合は、 フランジバックの調整が不十分です。
そのときは、再度手順
8
F.f
最後に、
固定つまみを確実に締め付けます。
3 m
約
離してください。
Q
暗い場合はカメラの感度を調整してください。
F.f
調整リングを回し、ジーメンススターに焦点を合わせます。白黒の放射縞
3
で合わせた最適な焦点位置が保たれているか確認します。
2
3
を
、
回繰り返します。 (ズーム全域で常に最適な焦点位置が保たれるようにな
2
から調整を行ってください。 )
絞りは開放
F.f
固定つまみ
工場出荷時のフランジバック調整の
標準位置には、 [
シールが貼られています。
F.f
調整リング
日本語
WEB
サイト
)を参照してください。
F.f
]と記載された
JA-8