2)。セットが済んだら、ロッキングのテストを必ず1度行って、正しい方向にセットされていることを
確認してください(図3)。アタッチメントホール[5]のコネクターが正常に閉じていることを必ず確認し
てください。紛失を避けるためコネクターと専用の穴 [10]を細引きでつなぐことができます。本製品の正
常な機能を妨げぬよう、細引きの長さと位置には充分に注意してください。ハーネスへの接続には、次の
特徴を有するEN362規格の鋼鉄製楕円型コネクターのみを使用してください:長さ109mm(±5mm)、最小許容
引張応力25kN(CAMPの次のコネクターを推奨します。製品番号0981、1455、1878、1456)(図4A)。延長に
は接続用ランヤード「Webbing Lanyard」(製品番号2030026F、2030040F、2030074F)または「Goblin Rope
Lanyard」(製品番号213901、213902)( 図4B)のみを使用してください。その他のランヤードやショックアブ
ゾーバーは使用しないでください。
ロープを接続する支持構造型アンカーポイントは作業ゾーンより上方に設置してください。アンカーポイントは
EN795規格に適合した最低15kNの強度を持つものでなくてはいけません。アンカーより上には決して登らず、
ロープに弛みがでないようにしてください(図5)。ロープは固定する必要も、張力をかける必要もありませんが、
ロープ下端に軽い重し(5kg以下)を取り付けると流れがよくなります。本製品は斜面でも使用が可能です。斜面
で使用する時は、製品がロープの上を正常に移動するかあらかじめ確認してください。傾斜の緩い斜面では、器具
を手動で移動させることができます。
ロープは横方向にそれてはいけません。どうしてもそれる場合は、危険な振り子効果を避けるために適切な予防策
をとってください。
使用者の足の下にはクリアランスを最低限度以上確保する必要があります。クリアランスについては下に説明があ
ります。高さが最低クリアランスを下回る場合、使用者は特に注意しなくてはいけません。墜落時、完全には保護
されない可能性があるからです。
使用時は毎回、ロープの長さが充分であること、ロープの動端にライフラインから本製品が脱落するのを防ぐ結び
目か輪があることを確認してください。
装備を含む使用者の最大重量は単独の使用で120kg、救助作業時の2名の使用で200kgです(表Aと表Bを参照)。
高温、低温、湿度、雨、凍結、油、埃などは本製品の性能と併用されるロープの性能に悪影響を与える可能性があ
ります。
適切な救急用具を備え、作業チームに適切な教育をあらかじめ施すことで、墜落事故発生時は迅速な救援作業に当
たれるようにしてください。
製品の主な原料:アルミ合金、ステンレススチール使用すべきアンカーラインの主な原料:ポリアミド
紛失防止用細引きの使用法は図14を参考にしてください(熟練使用者に限ります)。
ロープの流れをよくするロープガイドのRope Surfer(オプション品)の使用法は図15を参考にしてください。
EN12841:2006 Type A規格の使用
この使用法ではボタン[8]を2ポジションにセットしてください。
「Goblin」をライフライン用の墜落防止装置として使用する場合は、必ず表示直径10mm〜11mmのEN1891 Type
A規格セミスタティックロープと組み合わせて使用してください。
常にEN361規格のボディハーネスにある墜落防止用アタッチメントポイント(A)に接続して下さい。接続にはコ
ネクター1個を使用するか(図6A)、コネクター2個と"Webbing Lanyard"(製品番号2030026F、2030040F、
2030074F)または「Goblin Rope Lanyard」(製品番号213901、213902)ランヤード1本を使用することもできま
す(図6B)。本製品はEN813規格またはEN358規格ハーネスの宙吊り用またはポジショニング用のアタッチメン
トポイントに接続しないで下さい。
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