BTL AK _ A00- _ _ _ _ -C11WH120-000C51-001
磁歪式リニアスケール – ロッド形状
6
セットアップと操作
6.1
セットアップ
危険
システムの誤作動
センサが制御システムの一部の場合、セットアップ時
にパラメータがまだ設定されていないと、システムが
誤作動を起こすことがあります。それにより、負傷し
たり、物的損傷を招くおそれがあります。
►
システム設備の危険区域内には立ち入らないでく
ださい。
►
セットアップは必ず訓練を受けた専門の技術者が
行ってください。
►
設備メーカーまたはシステムメーカーによる安全
のための注意事項に従ってください。
1. 接続部がしっかり接続されており、極性に誤りがな
いか確認します。接続部に損傷が見られる場合に
は、これを交換します。
2. システムの電源を入れます。
3. 測定値と調整可能なパラメータを確認し、必要に応
じて BTL を再調整します。その際は測定範囲全体に
わたって値を確認してください。
特に、BTL を交換した後やメーカーに修理を依
頼した後には、正しい値になっているかを点検
してください。
6.2
操作時の注意
– BTL と関連コンポーネントのすべての機能を定期的
に点検してください。
– 機能に異常が見られる場合には、BTL の使用を中止
してください。
– 関係者以外が使用できないよう、システムにロック
をかけてください。
– 固定状態を点検し、必要に応じて増締めしてくださ
い。
www.balluff.com
6.3
設定
詳細な情報は、www.balluff.com の製品ペー
ジの設定マニュアルを参照してください。
6.3.1
初期設定
BTL はあらかじめ以下のように設定された状態で納入さ
れます。
ノード ID
分解能:
位置
速度
最大作業/使用範囲:
スイッチングポイント/カム
データ転送
終端抵抗
ボーレート
BTL の初期設定の変更は、SD 301 に従って SDO プロト
コル経由で行います。
6.3.2
ノード ID の設定
ノード ID はコネクタ POWER/Node-ID 経由で設定しま
す(表 5-12、15 ページを参照)。
6.3.3
バスの終端処理
安全なバス通信を実現するために、バスの両端を終端抵
抗(120 Ω)で終端する必要があります。この処理はセ
ンサの外側で行ってください。
6.3.4
PDO、データ
データ送信用の通信プロファイルとして 2 つの PDO が
あります。
1 つの PDO は以下で構成されます。
– 位置データ、4 バイト、整数
– 速度データ、2 バイト、整数
6.4
メンテナンス
この製品はメンテナンスフリーです。
4
5 µm
0.1 mm/s
なし
7 ms
120 Ω
ご注文の内容によっ
て異なる(型式
例、22 ページを
参照)
17
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