ARIA EVO X
取扱説明書
配置場所 (図G, H, I)
お客様のスピーカーは全ての形式の音楽やホームシアタープログラムをできるだけ忠実に再現するように
設計されています。 ただし、 スピーカーのパフ ォーマンスを最適化、 適切な音調バランスをとリアルな
サウンドイメージを確実にするためにいく つかの簡単なルールを守ることをお勧めします。
スピーカーは、 リスニングエリアに対称的に直面しながら、 理想的な正三角形を形成するように配置する必要が 。
あります。 また、 空間のレイアウ トの特定の条件 (図G) によ って、 理想的な中間位置を見つけながら設置するにあたって、 これら
の間隔を変化させることができます。
スピーカーは同一水平面上の同じ高さに配置する必要があります。 理想的にツイーターは通常のリスニングポイン ト (図H) に
て聴取者の耳の高さに配置されます。
スピーカーを部屋の隅に配置するのは避けて ください。 また、 壁に近づけすぎないでください。 この様な配置は空間の特定の
共鳴を刺激しながら、 低音レベルを人為的に増加させる効果があります。 逆に、 低音レベルが不十分と考えられる場合、 スピー
カーを壁に近づけながら再調整を試みることができます (図I) 。
最適化 (図I')
完璧な配置にこだわる場合は、 以下の最適位置の方式をご覧ください。
もしAがウーファーの中心から最も近い面 (床または壁) との距離だとしたら、 Bが中間距離で、
Cが最大距離になります (A<B<C) 。 B2=ACの関係は、 スピーカーの理想的な位置を定義します。
• 例 :
ウーフ ァーの中心が後壁と50cm (A) の間隔があり、 床と60cm (B) の間隔がある場合、
理想的な側面壁との間隔は72cmですC=B2/A=72cm) 。
ご使用方法
スピーカーの動作は部屋の音響、 その中でのスピーカーの優れたポジシ ョニングとリスナーの位置によります。
所望の効果を修正または改善するために、 これらの要素の相互作用を行うことは可能です。
ステレオによる音響環境の認識が不正確であり うま く調整されていない場合、 スピーカーを互いに近づけるか
またはリスニングポイン トの方向へ向きを変えて ください。
音響が硬く てきつい場合は、 空間の音響効果に残響が多すぎるからです。 反響を吸収し拡散させる素材
(カーペッ ト、 ソ フ ァ、 壁掛け、 カーテンなど) と反射 (家具) を使用することを検討して ください。
音響が 「フラッ ト」 で詰まる場合は、 空間に吸収性素材が多すぎるため音響が詰まり、 立体感に欠けています。
空間の吸収性素材と反射性素材のバランスを考慮して ください。
通常は、 音が適切に広がるためにスピーカーの後壁の性質が反射的であることを心掛けています。 逆に、
リスニングエリアの後壁は、 ステレオイメージの知覚を 「汚さない」 ように反射を防ぐため、 理想的には吸収性がある素材にな
ります。
特に中音 ( 「フラッターエコー」 の除去) の特定の周波数領域を励起しないように音波を拡散するためには、 家具を壁側に適 切
に配置します。
スピーカーの選択
Aria Evo Xは、 ステレオだけでなく 、 ホームシネマでの使用も想定して開発されました。 すでにフロン トにAria Evo Xスピーカー
があり、 ホー ムシネマとして使用されたい場合は、 センタースピーカーとAria SR900 Xスピーカー両方使うことでサラウンド効
果を得ることができます。 サウンドを完璧にマッチさせ、 部屋の中での立体感をリアルにかつ安定して実現するための唯一の方
法です。
59