過負荷
何らかの理由で、 スイ ッチまたはバッテリが過剰加
温となり、 工具に過負荷がかかると、 内部電子回
路が作動し工具が停止します。 これは工具の過熱
を防ぐための安全機能です。 トリガを解放すると
操作が再開されます。
ユーザに対する安全機能として、 また工具/バッテ
リを長持ちさせるため、 次の条件下で電子部品が
一時的にシャ ッ トダウンすることがあります。
— バッテリの過熱 - バッテリの4つのLEDライ ト
がすべて点滅します。 これはバッテリの内部
温度が高すぎることを示すもので、 バッテリ
および工具を長持ちさせるため、 動作が停
止します。 各トリガを引いた後も、 温度が許
容レベルに下がるまで、 ライ トは4分間点滅
を続けます。 バッテリまたは工具の冷却を速
めるために、 ファン冷却を使用することがで
きます。 注 : 電子部品は、 制限温度に達する
まで、 バッテリからの最適性能/容量で動作
するように調整されています。 この状況が発
生した場合、 通常バッテリの充電が必要な
状態が近づいています。 バッテリを充電器に
セッ トすると、 充電器内部のファンが作動し
て冷却を開始し、 温度が許容範囲になると
速やかに充電が開始されます。
— 工具の過熱 - LEDが点滅します。 継続的に過
負荷条件で工具を使用し続けると、 スイ ッチ
の内部温度が制限値に達し、 工具が一時的
に使用できなくなります。 工具を空冷させて
から操作を再開してください。
— 工具の電流制限を超えた場合 - トリガを押
した状態でLEDが点滅し、 工具が動作を停
止します。 継続的に過酷な条件で工具を使
用し続けると、 電流制限値に達し、 工具の電
源が遮断されることがあります。 トリガを解
放すると、 すぐに工具の操作を再開できま
す。
ZCDR8850HCE Rev. D
正逆切替スイ ッチ
正逆切替スイ ッチにより、 チャ ックの回転方向を時
計回りあるいは反時計回りに設定します。
図 10: 正逆切替スイ ッチ
A – スイ ッチを押すと逆回転し、 すなわち反
時計回りに回転します。
B – スイ ッチを放すと正回転、 または時計回
りに回転します。
チャ ックの回転方向を変更するには :
1. 必ず、 ドリルが完全に停止し作動していないこと
を確認してください。
2. 正逆切替スイ ッチにより、 チャ ックの回転方向を
決定します。 工具を上図のように置いている場
合、 スイ ッチの位置は次のようになります。
— 正 ( 上 B) 、チャックは 時 計 回りに 回 転し
ます。
— 逆 (上A) 、 チャックは反時計回りに回転し
ます。
3. ツールを操作するには、 スイ ッチを正逆いずれか
の位置設定する必要があります。 スイ ッチをセン
ター位置に設定すると、 スイ ッチはオフにロックさ
れます。
トリガ
トリガを押すとチャ ックが回転します。 操作を行う
には、 レバーを正逆いずれかの位置に設定する必
要があります。 OFF位置にすると、 トリガをロックす
ることができます。 ト リガをOFFの位置にロックする
と、 未使用時にド リルが偶発的に作動してしまう危
険性を防ぐことができます。 レバーをセンター位置
に設定すると、 トリガをロックすることができます。
工具を使用しない間は、 トリガをロックしてくだ
さい。
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