安全に使用するために
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RX-R2 □シリーズはバッチ運転用の燃焼安全制御器で、24 時間以内に 1 回以上発停す
る装置に使用してください。さらにバッチ運転であっても高負荷燃焼や重要な設備で
は安全性向上のために、火炎センサと火炎検出回路を連続的にチェックする機能のあ
る RX-R4 □シリーズを使用してください。
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本器は、燃焼装置を安全に運転するために極めて重要な機能をもっています。取扱説
明書に従って正しく使用してください。
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RX-R4 □ C/RX-R2 □ C の場合は電源を切ってから 1 分間経過した後に作業してくださ
い。残留電荷により感電の危険性があります。
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本器の分解、 改造、 修理は行わないでください。内部には高電圧部分があります。火災、
感電、故障のおそれがあります。
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ロックアウトした場合は、その原因を取り除いた後、リセットを行ってください。
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ロックアウトした場合は、再起動する前にプレパージを行ってください。燃焼室や煙道
にたまった未燃ガスを排気しないと点火時に爆発する危険があります。
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本器には寿命があります。寿命がくる前に本器の交換を行ってください。寿命を超え
てのご使用は故障が起きやすくなります。
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本器の取り付け、取り外し、および結線のときは、本器および接続機器の電源をすべ
て切ってください。感電することがあります。
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本器のケース内部に線くず、切粉、水などが入らないようにしてください。火災、故
障のおそれがあります。
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電源端子などの充電部には触らないでください。感電のおそれがあります。
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本器への結線は定められた基準に従い、指定された電源、および施工方法で正しく配
線してください。火災、感電、故障のおそれがあります。
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連結されたモジュール全体の消費電力の総和は 80 W 以下としてください。火災、故障
のおそれがあります。
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連結されたモジュール全体に 2 系統以上の電源を供給しないでください。また、連結し
て電源供給されているモジュールの電源端子をショートしないでください。火災、故
障のおそれがあります。
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取り扱いを誤った場合は、火災、感電、故障のおそれがあります。設置場所には、危
険を促す表示を行ってください。
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端子台に配線されている電源を切った状態で作業してください。通電したまま端子台
の脱着を行うと、電極部に触れ感電の危険があります。
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本体とベースの取り付け、取り外しのときは電源を切った状態で作業してください。
通電したまま本体の脱着を行うと、電極部、内部回路に触れ感電の危険があります。
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通電中は端子台のカバーを開かないでください。通電したままカバーを開けると、電
極部に触れ感電の危険があります。
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結線作業後、カバーが確実にロックされているか確認してください。カバーが開いて
いると電極部に触れ感電の危険があります。
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端子台カバーが欠損している端子台は使用せず、速やかに新しい端子台と交換してく
ださい。電極部に触れ感電の危険があります。
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メンテナンスまたはトラブルシューティングにてフレーム電圧測定が必要な場合は、
本体端子台を直接測定せず、あらかじめ結線済みの外部端子台より測定を行ってくだ
さい。計装時にフレーム電圧端子から制御盤内の外部端子台へと接続してください。
結線の際は感電の危険性がないよう、高圧側端子とは離してください。
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パイロット、メインバーナへの点火時間はバーナ、または装置メーカーの規定する点
火時間を超えないようにしてください。燃焼室に燃料が蓄積され爆発混合気を形成す
ることになり、爆発を起こす非常に危険な状態になります。
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本器の調整、テスト、および装置メーカーのテストを完了しないまま本運転をしない
でください。設備の破損、爆発の可能性があります。
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本器は仕様に記載された使用条件 (温度、湿度、振動、衝撃、取付方向、雰囲気など)
の範囲内で使用してください。
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本器の未使用端子を中継端子として使用しないでください。火災、感電、故障のおそ
れがあります。
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端子ねじは確実に締めてください。締め付けが不完全だと火災のおそれがあります。
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雷サージのおそれがある場合には、サージアブソーバ (サージ防止器) を使用してくだ
さい。火災、故障のおそれがあります。
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フレームセンサ AUD は対象バーナ以外の紫外線を検出しないようにしてください。
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取り付け、結線、保守、点検、調整などは、燃焼装置・燃焼安全装置に関する技術修
得した専門者が行ってください。
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次のようなところには取り付けないでください。
• 仕様の範囲を超えた高温、低温、高湿度、低湿度になるところ
• 硫化ガスなど腐食性ガスのあるところ
• 粉じん、油煙などのあるところ
• 直射日光、風雨が当たるところ
• 仕様の範囲を超えた機械的振動、衝撃のあるところ
• 高圧線の下、溶接機および電気的ノイズの発生源の近く
• 電磁界の影響のあるところ
• 可燃性の液体や蒸気のあるところ
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取り付け、 結線は、 取扱説明書または装置メーカー作成の取扱説明書に従ってください。
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結線は、すべて定められた基準に従って行ってください。
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本器への通電前に配線が正しく行われていることを確認してください。本器への配線
間違いは故障の原因になり、また危険な災害を招く原因にもなります。
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点火トランスの高圧ケーブルは独立配線とし、本器および他の配線から 30 cm 以上 (推
奨 1 m) 離してください。
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点火トランスの高圧ケーブルの接続は確実に行い、接触不良のないようにしてくださ
い。接触不良があると高周波電波を発生し、誤動作の原因になることがあります。
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電源線、および点火トランスの高圧ケーブルと火炎検出器電線は分離配線してください。
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電気設備の技術基準による D 種接地以上の工事を行い、バーナきょう体を接地してく
ださい。
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結線後は、結線が正しいか、確認してください。誤った結線は、破損や誤動作の原因
となります。
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本器からの配線が推奨配線長を超えて長くなる場合は、外部からのノイズの影響で誤
動作することを防止するため、制御盤からきょう体までの電力線と入力線の分離配線
するなどの対応を行った上、設置時に装置での動作確認を行ってください。
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各端子に接続する負荷は仕様に示す定格を超えないようにしてください。
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インバータなどの強いノイズを発生する併設機器がある場合は、併設機器の取扱説明
書に基づいてノイズ対策を行ってください。
警 告
注 意
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本器と接続する火炎検出器には極性があります。F/G の表記を確認して正しく接続し
てください。間違えて、電源を入れた場合、火炎検出器が故障することがあります。
JP
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パイロットターンダウンテストは確実に実施してください。メインバーナに着火でき
ない小さなパイロット炎を火炎検出器が検出すると、たとえメインバーナが断火して
いても本器は断火とみなさないため、燃料を出し続けることになり、爆発を生じる危
険な状態になります。
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本器は施錠できる環境、または工具などで開閉するような盤内に取り付けてください。
誤って端子などに触れると感電するおそれがあります。
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本器は IP20 相当の保護構造です。IP54 相当の盤内に取り付けて使用してください。
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本器の通風穴をふさがないでください。火災、故障のおそれがあります。
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AC 電源線とインターロック接点などの信号線を同一多芯ケーブルには混在しないでく
ださい。分離した配線を行ってください。
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電源の接続は、最後に行ってください。誤って他の端子に触れると感電や破損の原因
になります。
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取付場所
RX シリーズは前面端子台に負荷用の商用電源が入力されています。RX シリーズの取
付場所には、JIS 規格に沿った感電注意表示のほか、以下の内容の感電注意表示をして
ください。
[ブレーカ部]
• 感電および短絡による人身事故のおそれあり、工事・点検時は主幹ブレーカを切ること
[RX シリーズ設置部]
火災・感電のおそれあり、下記注意事項を厳守すること
• 施工説明書、取扱説明書を必読すること
• 無断で改造しないこと
• 試験終了後は、所定のモードに正しく設定すること
• 盤の扉は確実に閉めて、施錠管理すること
• 通電中に端子台の脱着を行わないこと
• 通電中に本体の脱着を行わないこと
• 通電中に端子台カバーを開けないこと
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バーナを保守点検するときは、パイロットターンダウンテストを行ってください。
そしてこの点検は少なくとも 1 年に 1 回以上行ってください。
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装置メーカーの取扱説明書に従い定期点検を行ってください。
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ご使用の前に、あわせて製品の取扱説明書を必ずお読みください。
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本器は工業電磁環境での使用を意図した製品です。
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安全を確保するための重要項目
• 負荷は本器に直接接続すること
• インターロックは、本器のインターロック入力に直接接続すること (中継リレーを介
し本器には接続しない)
• 各負荷に対するマニュアル操作などのバイパス回路は設けないこと
• メイン安全遮断弁・パイロット安全遮断弁は、ともに 2 重遮断とすること
Instructions for Safe Use
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The RX-R2 Series Combustion Safety Controller is for batch operation. Please use it with a system
that is started/stopped once or more in a 24-hour period. In order to further improve safety for high-
load combustion and important facilities during batch operation, use the RX-R4 series, which is able
to continuously check flame sensors and flame detection circuits.
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This device is equipped with functions that are extremely important for the safe operation of com-
bustion equipment. Be sure to follow the instructions given in user's manual.
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Before removing, mounting, or wiring RX-R4 _ C/RX-R2 _ C, make sure the power has been OFF for
at least 1 minute. Residual voltage may cause electric shock.
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Do not attempt to disassemble, modify, or repair. This device contains high voltage parts.
Disassembling it could result in electric shock, device failure, or fire.
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If the system is locked out, do not reset it until the cause of the problem has been eliminated.
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If lockout occurs, make sure to do a prepurge before restarting. If unburned gas that has accumulated
in the combustion chamber or flue is not properly ventilated, it may generate an explosion when the
burner is ignited.
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This device has an operating life and should be replaced within that time. Continued use beyond the
lifespan may result in device failure.
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Before installing, removing or wiring the unit, turn OFF the power to the unit and any connected
devices. Failure to do so might cause electric shock.
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Do not allow wire clippings, metal shavings, water, etc., to enter the case of this device. They might
cause fire or device failure.
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Do not touch electrically charged parts such as the power terminals. Doing so might result in electric
shock.
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Wire the unit in compliance with established standards, using the specified power source and recog-
nized installation methods. Failure to do so might cause electric shock, fire or device failure.
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The total power consumption of all linked modules should be 80 W or less. Otherwise there is a
danger of fire or device failure.
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Do not supply power to the linked modules from multiple power sources. Also, do not short the
power terminals of connected modules that are sharing a power source. Doing so might cause fire or
device failure.
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Mishandling this device may lead to electric shock, fire, or malfunction. Provide a display showing
the potential dangers in the area of installation.
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Make sure the power source wired to the terminal block is turned OFF when working. Connecting/
disconnecting the terminal block with the power ON may result in electric shock if the electrodes is
touched.
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Make sure the power is turned OFF when attaching/removing the main body's base. Connecting/
disconnecting the main body's base with the power ON may result in electric shock if the electrodes
is touched.
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Do not open the terminal block cover while the power is ON. Doing so may result in electric shock if
the electrodes is touched.
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After wiring, make sure that the cover is locked properly. If the cover is open, electric shock can re-
sult if the operator touches an electrode.
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Do not use a terminal block if its cover is lost or damaged. In such a case, the terminal block should
be immediately replaced with a new one. Otherwise, there is a danger of touching the electrodes and
receiving an electric shock.
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If flame voltage measurement is required during maintenance or troubleshooting, do not measure the
main body's terminal block directly. Instead, perform measurement from an external terminal block
X1
使用上の注意事項
WARNING
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