100 SERIES
取 扱 説 明 書
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アンプの選び方
アンプの過剰なパワーはラウドスピーカーを破損させることはありません。その逆にパワー不足の場合、ラウドス
ピーカーを破損させる恐れがあります。パワー不足の場合、音量が大きすぎるとアンプが飽和し、発生するノイズ
によりラウドスピーカーを破損させる恐れが生じます。100 SERIES スピーカーはダイナミックレンジならびに解
像度が十分に高いため、一緒に使用されるアンプの長所•短所を際立たせます。お客様の好みや予算に応じた最適
な製品については、販売店にご相談ください。
スピーカーの配置
100 SERIES スピーカーは、あらゆる音楽形式やホームシアターのプログラムをできるだけ忠実に再現するよう設
計されています。ただし高品質のリスニング、良質の音調バランス、リアリティ溢れるサウンドイメージを楽しむ
ためには、次の簡単な決まり事をお守りいただく必要があります。
サウンドシステムとして使用する(天井)
BGM放送用(各スピーカーは独立して動作)として使用する場合、スピーカーはお客様のニーズや部屋の建築上の
制約に応じて設置することが可能です。ただし過度の低周波音を避けるため、スピーカーは壁に近すぎる場所や隅
には設置しないようにしてください。
ステレオとして使用する(天井または壁)
スピーカーはリスニングエリアを頂点として対称に、理想としては二等辺三角形になるように設置します。リスニ
ングエリアが3~6mとして、2つのスピーカーの間には2,5~4mの間隔を置きます(図1)。ただし、部屋のレイ
アウトに基づいて理想的な中間地点を見つけるために、この距離を変化させてもかまいません。スピーカーは同一
水平面上の同じ高さに配置する必要があります(図2)。
天井埋め込み型で使用する場合は、左右のフロントスピーカーを壁から0,3~0,6m離し、同一の水平線上に設置し
てください。左右のスピーカーの間には、2,5~4mの間隔を置きます(図3)。
ホームシアターとして使用する(天井または壁)
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左右フロントスピーカー、センタースピーカー
壁付け型で使用する場合は、左右のフロントスピーカーはスクリーンの両側、天井の高さの半分の位置、かつリス
ニングエリアを頂点として対称に、理想としては二等辺三角形になるよう設置します。リスニングエリアが3~6m
として、2つのスピーカーはスクリーンから約50センチ離しした上で、2,5~4mの間隔を置きます。ただし、部屋
のレイアウトに基づいて理想的な中間地点を見つけるために、この距離を変化させてもかまいません。
リアリティ溢れるダイアログをお楽しみいただけるよう、センタースピーカーはスクリーンの上部か下部で、でき
るだけ近くに設置してください(図4)。
サウンドスクリーン(音響透過型)をお使いの場合は、左右フロントスピーカーならびにセンタースピーカーは、
スクリーン裏側の同一水平面上かつスクリーンの半分の高さに設置してください(図5)。