注意:
弦を交換した後、弦が馴染んでピッチが安定するまでチューニングが狂い続ける場合がつくと思います。これは一般的な現象ですので各弦のピッ
チが安定するまでチューニングとストレッチのサイクルを繰り返して下さい。
ネックリリーフ/トラスロッド調整/フレットバズ
1. ネックリリーフ
- ネック・リリーフとは、トラスロッドの調整により、ギターやベースのネックに意図的に作られたわずかな凹状のものを指します。
- アクションが一定しない、明らかに弦がバズっている場合は、ネックの調整が外れている可能性があります。ネックの調整は、アクション、イ
ントネーション、フレットを適切にするために、正確に行う必要があります。ネックの調整が終わったときにネックはわずかに凹んでいるはずで
す。こちらのことをネック・リリーフと呼びます。
- ネック・リリーフのチェック リリーフが正しく設定されている状態で、1フレットと最終フレットに弦を張ってネックリリーフを確認します。8
フレットから上の弦の高さは、通常0.5mm程度で測定すれば十分な弓となります。
2.トラスロッドの調整
トラス・ロッドを調整するには、まずヘッドストックにあるトラスロッドアクセスを見つけ、トラスロッドカバーを外し、正しいサイズのレンチ
を差し込んで調整します。
- 弦高が高い場合(コンケーブ・ネック)には、トラスロッドを締め、調整ネジを時計回りに回します。(図A)
- 弦の高さが低い場合(コンベックス・ネック)、トラスロッドを緩め、調整ネジを反時計回りに回します。(図B)
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