電源を接続する
本機は、AC IN端子とEXT DC IN端子を搭載し電源のリダンダン
ト(二重化)接続に対応しています。
AC電源とDC電源を同時接続時にAC電源が途切れた場合には音切
れすることなくDC電源に移行します。
ご使用の際には、AC IN端子またはEXT DC IN端子に接続します。
いずれかの電源もしくは、両方同時に電源を投入しお使いいただく
ことも可能です。
DC電源のみで動作させる場合の起動方法
DC電源のみで動作させる場合は、DC電源を供給するだけでは起動
しません。
DC POWERボタン( 6 )を5秒間押し続けることで起動します。
また、起動中にDC POWERボタン( 6 )を5秒間押し続けると
シャットダウンします。
メモ
AC電源が供給されている場合は常時起動します。また、DC
POWERボタン( 6 )を5秒間押し続けてもシャットダウンし
ません。
DC.POWERインジケーターの表示について
p DC POWERインジケーター( 5 )は、本機が起動中にDC電
源が供給されている場合に点灯します。
p DC電源が設定された終止電圧以下の場合は消灯します。また、
本機が起動していない場合も消灯しています。
p 設定されたアラート電圧を下回ると点滅します。
p 終止電圧は、11.0Vから27Vまで0.1V刻みで設定可能です。
DC電源を供給しているバッテリー仕様の終止電圧を設定してく
ださい。 終止電圧がわからない場合やバッテリー以外の電源 (AC
アダプターなど)を使用する場合は11.0Vで設定してください。
p アラート電圧は、初期値で終止電圧から0.5V高い電圧で設定さ
れます。アラートが早すぎたり遅すぎたりする場合は、適宜設
定を調節してください。アラートは「OFF」にできます。
p 終止電圧とアラート電圧の設定は、リモートプロトコルによる
外部制御、もしくはSonicview本体や専用アプリケーション
「TASCAM IO CONTROL」による外部制御によって設定しま
す。詳しくは、以下の資料をご参照ください。
o SB-16Dのリモートプロトコル仕様書
o Sonicviewシリーズのリファレンスマニュアル
o 専用アプリケーション「TASCAM IO CONTROL」の取扱
説明書
専用アプリケーションについて
専用アプリケーション「TASCAM IO CONTROL」を使って、本
体の機能設定や本体操作を遠隔で操作することができます。
アプリケーションの詳細については、アプリケーションの取扱説明
書をご覧ください。
専用アプリケーション「TASCAM IO CONTROL」およびアプリ
ケーションの取扱説明書は、TASCAMのウェブサイト(https://
tascam.jp/jp/)からダウンロードすることができます。
設定可能な機能については、94ページ「パラメーターリスト」
をご参照ください。
各種設定について
接続する機器に合わせて必要な各種設定を行います。
以 下 の 設 定 は、 す べ て 専 用 ア プ リ ケ ー シ ョ ン「TASCAM IO
CONTROL」から行います。また、Sonicviewと組み合わせて使
用する場合は、Sonicviewからも各種設定を行う事ができます。詳
細は、91ページ「Sonicviewの拡張として使用する場合」をご
参照ください。
マイク/ライン入力を設定する
マイク、ライン入力の設定を行います。
ゲインやパッド、トリムの設定も同じ入力設定の中で行います。
ファンタム電源を設定する
ファンタム電源を必要とする外部マイクを接続したときにオンにし
ます。
チャンネル単位でオン/オフが可能です。
注意
i コンデンサーマイクを接続する前に、本機および接続する機器
の電源をすべてオフまたはスタンバイ状態にしてください。
i ファンタム電源をオンにした状態で、マイクの抜き差しをしな
いでください。大きなノイズを発生し、本機および接続中の機
器が故障する恐れがあります。
i ファンタム電源を必要とするコンデンサーマイクを使用する場
合のみ、ファンタム電源をオンにしてください。ファンタム電
源を必要としないダイナミックマイクなどを接続しているとき
にファンタム電源をオンにすると、本機および接続中の機器が
故障する恐れがあります。
i リボンマイクの中には、ファンタム電源を供給すると故障の原
因になるものがあります。疑わしい場合は、マイクメーカーに
ご確認いただくか、リボンマイクにファンタム電源を供給しな
いでください。
リファレンスレベルを設定する
アナログ入出力のヘッドルーム(最大レベルとリファレンスレベル
とのレベル差)を設定します。
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TASCAM SB-16D