注:部品が汗に触れないようにしてください。汗が侵入すると損傷したり効果が低下したりする可能性があります。
電極
* 筋電検査には完成版のユーザー用義肢と同じ電極タイプを使用してください。
* ソケットに電極を取り付ける際は、筋電検査中に特定した最適な位置に取り付けます。 義肢を使用する場合、可
動範囲のどこにあっても電極が皮膚と接触状態を維持できる必要があります。
* 皮膚と電極が離れると、義肢をコントロールしにくくなります。
* 電極のゲインを「 5 」より高く設定しないでください。
小型電極
組み立て時は、電極ケーブルをまっすぐに切断し、IDC ブロックに完全に挿入して適切に接触させる必要があります
(図 11 ) 。 ケーブルのグレーの面を外側にしてください。
遠隔電極
遠隔電極部は次のように組み立てます(図 12 ) 。
1. 電極ドーム
2. ソケットインターフェイス
3. 振れ止めワッシャー
4. ハトメ
5. ナット
電極の中間ケーブルはアース / 接地ケーブルで、中間の電極ドームに固定します。
遠隔電極ドームは、中心と中心の間隔を 8 〜 10 mm にすると最適です。
注:ドーム同士は接触しない場合もあります。
バッテリー
i-Limb Hand には必ず Össur 製のバッテリー、マグネット式充電ポート、DC ポート、またはスイッチブロック部品を使用
してください。
内蔵バッテリー
内蔵バッテリーは、容量が 1300 mAh または 2000 mAh のものが使用できます。
内蔵バッテリーは、内ソケットと外ソケットの間に配置するように設計されています。 義肢の組み立て中に、バッテリー
ダミーを使用して十分なスペースを確保するようにしてください。
可能であれば、外ソケットに平坦な面を作り、ベルクロテープを使用してバッテリーを取り付けられるようにします。
外付け POWERPACK バッテリー
外付けの Powerpack バッテリーの場合は、義肢の外面にハウジングを取り付けます。 標準的な取り付けプロセスと技術
に従い、ハウジングダミーを利用してバッテリーハウジングを収容するための成形を行います。
マグネット式充電ポート
内ソケットと外ソケットの間に、ポート用のスペースを十分に確保してください。
ソケットの組み立て時には、ポート組み立て用ダミーを使用してください。 ダミーは 3 つの部品で構成されています
(図 13 ) 。
ダミー 1 :最も厚いダミーです。 外ソケット / フレーム内に十分なクリアランスを確保するために使用します。
ダミー 2 :中央に穴が空いています。 ポートの窪みを作る土台となります。
ダミー 3 :リング型です。 ラミネーション後に必要な穴を作るために使用します。
ダミーの位置調整
1. 最終的なラミネーションを準備する段階で、ダミーを望ましい位置に配置します(図 14 ) 。
2. ダミー 1 は、外ソケット / フレームのビルドダウン内に埋まってる必要があります。
3. 最後 2 つの繊維層を取り付ける前にダミー 2 を配置します。
4. 通常の方法でラミネート加工します(図 15 ) 。
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