カッティング装置の点検方法
警告: 誤って始動しないように、イグニシ
ョンケーブルをスパークプラグから取り外
します。
警告: カッティング装置のメンテナンスを
実施するときは、保護グローブを着用して
ください。ブレードは非常に鋭利なため、
切り傷を負う危険性があります。
1. カッティング装置に損傷やひび割れがないかどうか
点検してください。損傷したカッティング装置は必
ず交換してください。
2. ブレードが破損していないか、鈍くなっていないか
を確認してください。
注記: ブレードの目立て後は、ブレードのバランス調
整が必要です。サービスセンターに依頼して、ブレード
の目立て、交換、バランス調整を受けてください。製品
が障害物に当たって停止した場合は、破損したブレード
を交換してください。サービスセンターに依頼して、ブ
レードの目立てが可能かどうか、交換が必要かどうかを
判断してもらってください。
ブレードの交換方法
1. ブレードを木製ブロックでロックします。 (図 28)
2. ブレードボルトを取り外します。
3. ブレードを外します。
4. ブレードサポートとブレードボルトに破損がないか
どうか点検します。
5. エンジンシャフトが曲がっていないかどうか点検し
ます。
6. 新しいブレードを取り付けるときは、角度がついた
ブレードの端の部分をカッティングカバー方向に向
けます。 (図 29)
7. ブレードがエンジンシャフトの中心と合っているこ
とを確認します。
8. ブレードを木製ブロックでロックします。スプリン
グワッシャーを取り付け、ボルトとワッシャーを
43-47 Nm のトルクで締め付けます。 (図 30)
9. 手でブレードを引き回して、引っかかりなく回転す
ることを確認します。
警告: 丈夫な作業用手袋を着用してく
ださい。ブレードは非常に鋭利なため、
切り傷を負う危険性があります。
10. 製品を始動してブレードのテストを実施します。ブ
レードが正しく取り付けられていない場合、製品に
振動が発生するか、良好な刈り取り結果を得られま
せん。
178
油面のチェックを行うには
注意: 油面が低すぎると、エンジンが損傷
することがあります。製品を始動する前に
油面を点検してください。
1. 本製品を水平面に置きます。
2. オイルレベルゲージが付いているオイルタンクキャ
ップを取り外します。
3. オイルレベルゲージのオイルを拭き取ります。
4. 油面の正しい状況を知るには、オイルタンクにディ
ップスティックを完全に入れます。
5. オイルレベルゲージを外します。
6. オイルレベルゲージで油面を点検します。
7. 油面が低すぎる場合は、エンジンオイルを充填し、
もう一度油面をチェックします。
エンジンオイルの交換方法
警告: エンジンの停止直後は、エンジンオ
イルが非常に高温になっています。エンジ
ンオイル排出前にエンジンを冷ましてくだ
さい。エンジンオイルが皮膚に触れた場合
は、石鹸と水で洗ってください。
1. 燃料タンクが空になるまで、製品を運転してくださ
い。
2. スパークプラグからイグニションケーブルを取り外
します。
3. オイルタンクキャップを取り外します。
4. エンジンオイルを収集するために製品の下にコンテ
ナを置きます。
5. オイルタンクからエンジンオイルを抜き取るために
製品を傾けます。
主要諸元 180 ページ で推奨されているタイプの新し
6.
いエンジンオイルを充填します。
7. 油面をチェックします。
178 ページ を参照してください。
スパークプラグを点検するには
注意: 必ず、推奨されている種類のスパー
クプラグを使用してください。スパークプ
ラグの種類が間違っていると、本製品が破
損するおそれがあります。
•
エンジンのパワーが出ない、なかなか始動しない、
またはアイドリング速度で適切に動作しない場合
は、スパークプラグを点検します。
•
スパークプラグ電極に異物が付着するリスクを下げ
るには、次の手順に従います。
a) アイドリング速度が正しく調整されていること
を確認します。
b) 適切な燃料混合物を使用していることを確認し
ます。
油面のチェックを行うには
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