OBJ_BUCH-186-003.book Page 112 Monday, October 1, 2007 12:30 PM
112 | 日本語
水平精度
精度の影響
周囲の温度環境は測定精度に大きく影響を与えます。
特に、床面に近い部分における温度が外気温度と異な
ると、レーザー光が適切に作用しなくなることがあり
ます。
周囲温度と異なる温度層は床面付近で最も厚くなって
いることから、メジャーリングはできるだけ市販の三
脚に固定し、作業面の中央に設置してください。
外部からの影響の他に、ツール特有の影響(落下また
は強度の衝撃など)により誤差が生じることもありま
す。 このため、作業をおこなう前には必ずメジャーリ
ングツールの精度チェックをおこなってください。
まずはじめに、水平レーザーラインの高さ精度および
水平精度をおこなってから、垂直レーザーラインの水
平精度を検査してください。
3 パターンの検査で測定した場合の誤差が 1 回でも許
容誤差を超える場合には、メジャーリングツールを
ボッシュ・カスタマーサービスへチェックをご依頼く
ださい。
水平ラインの高さ精度の検査
精度チェックをおこなうには、壁面(A および B)に
はさまれた干渉物のない測定距離(5 m)と安定した
設置面が必要となります。
– メジャーリングツールを壁面 A の近くに設置し、
三脚上に取付けるか、安定した平坦な床面に設置
してください。 メジャーリングツールのスイッチを
入れてください。 クロスラインモードを選択し、
オートレべリング機能をオンにしてください。
A
5 m
1 609 929 K01 | (1.10.07)
– レーザー光を壁 A の付近に照準し、 メジャーリング
ツールのセルフレベリングを開始させてください。
壁面上で 2 本のレーザーラインが交差する点の中
心をマーキングしてください ( 点 I)。
A
180˚
– メジャーリングツールを 180° 回転させ、セルフレ
ベリングをおこなった後で反対側の壁面 B のレー
ザーライン交差点をマーキングします ( 点 II)。
– メジャーリングツールを – 回さずに – 壁 B 付近に
あて、スイッチを入れてからセルフレベリングを
おこなってください。
A
– マーキングした壁面 B の点 II にレーザーラインの
交差点がくるように、三脚の高さを変更するか
ツール下部に何か置いてメジャーリングツールの
高さを調整します。
B
A
d
B
B
B
180˚
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