JAPANESE
基本事項
A
本製品をご使用になる前にこの取扱説明書をよくお読みになり、内容に従
がってください。取扱説明書に従がわない場合、本製品の持つ安全性が損
なわれる可能性があります。
頭部を保護する本ヘルメットは登山、スキーおよびスノーボード用です。
本製品について十分ご理解の上ご使用ください。
次についてご注意ください:スキー、スノーボード、また登山、クライミ
ングは予期せぬリスクを伴う危険なスポーツです。どのような行為や決定
もすべてお客様自身の責任において行われます。これらのスポーツに伴う
リスクは、実際に始める前に理解するようにしてください。登山・クライ
ミングを始める前に適切な指導(山岳ガイドやクライミングトレーナーな
どによるもの)を受けるようSALEWAはお薦めします。加えて、救助
作業が安全に行われるための適切な行動や技術について理解することは、
これらのスポーツを行う個人の責任です。製造者は用具の乱用や誤った使
用によって起こるいかなる結果についても一切責任を負いません。また、
使用されている他の保護具に関する認定情報にもご注意ください。
この製品は個人用保護具規則 (EU)(2016/425)に適合して作られました。
EU適合宣言は下記のサイトから見ることができます。 www.dynafit.com
この製品は個人用保護具(PSA)の第二部に属します。
B
ご使用上の注意
この製品は構成された目的のみに使用し、限界を超えて酷使しないでくだ
さい。
: 致命的
: 怪我の危険
: 正しい利用
本 製 品 は 落 石 と 衝 突 の 危 険 か ら 守 り 、
EN 12492:2012規格とEN 1077:2007規格に準拠しています。
登山/クライミング用ヘルメットは登山とクライミング中に起こることが
ある危険から上頭部を守ることを主目的にした頭部保護です。 スキー用・
スノーボート用ヘルメットはスキー・スノーボード中に起こることがある
怪我の危険から守り、特にヘルメットに包まれている頭蓋骨と頭部全体の
怪我から守ることを目的にしています。本製品は衝突のエネルギーを吸収
し、頭部損傷の程度を軽減するためにデザインされています。にもかかわ
らずヘルメットを着用していても死亡や後遺症が残る状態を避けられない
こともあります。
ヘルメットの調整
警告:十分に頭部を保護するためには、ヘルメットがご使用になる個人の頭の
大きさにぴったり合っているか、サイズを調整して合わせることができなけれ
ばなりません。正しくサイズが合わせられない場合にはご使用をおやめくださ
い。別のサイズまたは型に変更してください。頭に合っていないヘルメット、
大きすぎるヘルメットはヘルメットの保護力を著しく損ないます。
図1-頭のサイズにフィットするようヘルメットを調整:はじめにヘッド
バンドが最大になるようダイヤルを回して(反時計周り)広げ、ヘルメッ
トを装着してください。それからヘルメットが頭にぴったりフィットする
までダイヤルを時計回りに回します。さらにしっかりフィットさせるに
は、後部でヘッドバンドを上下にスライドさせ調整することもできます。
図2-ストラップ(あご紐)の調整:ストラップが頭の側面にくるように
合わせ、バックルをあごの下で留めます。ぴったりとフィットするよう、
あごの下でストラップの長さを調整することができます。ストラップが頭
の側面の適切な場所にくるよう、ディバイダーをずらして頭の形に合わせ
てストラップの長さを調整し、両耳の下にストラップがくるよう調整して
ください。ストラップが耳にかかってはいけません。バックルを締めたと
きにストラップが喉仏を圧迫しないようにしてください。
図3-ヘッドランプの装着:ヘッドランプを固定するクリップをヘルメッ
トの所定の場所にくるよう移動させます。外側のシェルのクリップの下に
ヘッドランプのストラップを差し込みます。ランプがヘルメットの正面に
くるよう位置を調整します。
図4-確認:ヘッドバンドを頭にぴったりと装着しストラップを締めたと
きにヘルメットが水平になっているか、そして前後にずれないかを確認し
てください。
図5-マグネット式バックル:締め方:バックルの両方の端を互いに差し
込むように近づけます。マグネット式バックルは大きなカチッという音を
たてて締まります。外し方:下側のバックルを少し引いて上部のバックル
から離します。
ワンタッチ式バックル:締め方:バックルの両方の端を互いに差し込むよ
う押します。カチッという音を立てるまで差し込んでください。外し方:
バックルの側面を押します。
登山やクライミングの際にはイヤーパッドを取り外してください。
C
安全上の注意
クラスAおよびクラスBはスキー、スノーボードおよび類似のスポーツ用
のヘルメットです。クラスAのヘルメットのほうがより高い安全性を備え
ています。クラスBのヘルメットはより高い通気性を備え、周囲の音がよ
く聞こえます。覆う部分はやや少なく、衝撃に対する保護はやや低くなり
ます。
ご使用の前に常にヘルメットの状態を確認するようにしてください。すべ
てのストラップと付属部品をチェックし、ヘッドバンドの調整が適切に機
能しているか確認してください。
ヘルメットが変形していないか、また目に見える損傷がないか確認してく
ださい。
警告:本ヘルメットは破損や損傷を起こすことで衝撃のショックを吸収す
るよう作られています。そのような損傷がすぐに肉眼で識別できない場合
でも、極度の衝撃を受けたヘルメットは交換するようにしてください。
そのため、クライミング中の滑落や岩・氷の落下などによってヘルメット
が強い衝撃を受けた後は、目に見える損傷がなくてもすぐにヘルメットを
交換してください。
ペンキ、シンナ―、接着剤、シールなどは、ヘルメット製造者の指示に従
っている場合以外はつけないでください。
極度の温度(摂氏-20度/華氏-4度以下および摂氏35度/華氏95度以上)
、洗浄剤、炭化水素、ペンキ、シンナー、接着剤/のり、シールなどはす
べてヘルメットの物理的特性を変える可能性があるため、製造者が提供す
る指示や許可に従がってのみご使用ください。
・製品の安全性に少しでも疑問があれば、すぐに交換してください。
D
製品の寿命
ヘルメットの寿命は次の要素によって著しく異なります:使用頻度、使用
用途、外部からの影響、適切なお手入れ、クリーニング方法。
SALEWAは、いかなる安全装備(PSA/PPE)も生産日から最長
10年したら、定期的に使用されているか否かに関わらず交換するよう明確
に推奨します。極端な使用や過酷な使用は、一年以内であっても保護具の
寿命に達する場合があります。
ヘルメットがクライミング中の滑落、岩や氷の落下などによる極度の衝撃
を受けた場合は、外部に損傷がないように見えても必ずすぐに交換してく
ださい。
E
手入れ、保管、輸送、メンテナンス
保管
ヘルメットは乾燥して通気のよい涼しい場所に直射日光を避けて保管して
ください。熱源の近く、紫外線が直接または長時間当たる場所、極度の温
度の中に保管することはお避け下さい。バックパックの中に保管しないで
ください。ヘルメットが、バッテリー液、シンナー、塩などの腐食性化学
物質に決して触れないようにしてください。
クリーニングとお手入れ
クリーニング、お手入れ、殺菌を行うときには、製造者の指示および説明
に従って使用された場合にヘルメットに有害な作用がなく、使用者にとっ
ても安全な物質のみをご使用ください。
ヘルメットが汚れた場合は中性洗剤で汚れを落としてください。化学系洗
剤や溶剤は使用しないでください。クリーニングの後は十分に洗剤を落と
し、タオルで全体をよく乾かしてください。ヘルメット製造者が推奨した
場合を除き、ヘルメットの部品を改造したり取り外したりすることによっ
てヘルメットが損傷することにもご注意ください。付属品の取り付けのた
めに、ヘルメット製造者が推奨する以外の方法でヘルメットを変形させる
ことはおやめください。個人でヘルメットの修理や改造をしないでくださ
い。ヘルメットが損傷した場合は交換するようにしてください。
持ち運び
摩耗や損傷、日射、化学物質や泥からヘルメットを守りましょう。最も効
果的な方法はヘルメット用の保護バッグまたは特別な保管/持ち運び用の
入れ物を使用することです。お買い上げの際にヘルメットが入っている箱
は丈夫に作られていますので、それを使用することもできます。
識別ラベル
F
図6 製品マーキング
: 製造者マーク
XXXX: 商品名
"Helmet for alpine skiers and snowboarders - Class B", "helmet for
mountaineering": 製品表示:「スキー・スノーボード用ヘルメット-クラ
スB」、「登山用ヘルメット」
CE 規制の内容(EU) 2016/425に対応している
EN 12492, EN 1077: 製品が準拠している基準
size x cm: サイズ
x g: 重量
Made in X: 生産国
xxAmmyy:
xx: インデックス(デザイン番号)
A: 製造バッチ
A=製造月の最初のバッチ)
mm: 製造月(01=1月)
yy: 製造年(13=2013年)
: 指示を読まなければいけないというピクトグラム
DYNAFIT - Oberalp S.P.A., - Via Waltraud Gebert Deeg Strasse 4, I-39100 Bo-
zen - Italy: 製造者のブランド、名前、住所
生産履歴情報(トレーサビリティ)