HECOをご購入されたお客様へ
HECO製品をお買い上げいただき誠にありがとうございます。
このスピーカーによりお客様のニーズに応じた本格的かつ自然なサウンドを得ることが可能となります。
なお、 お買い求めいただいたスピーカーをご使用いただく前に、 下記の注意事項を必ず最後までお読みく
ださい。
設置説明
THE NEW STATEMENTはできるだけリスニングポジションに向け、 壁から離して設置してください (図1) 。
音を楽しむ最良の位置は、 スピーカーと聴く位置とが三角形をつく った場合に得られます。 左右のスピーカ
ーから聴く位置までが同じ距離だと、 音響信号が届く までの時間も同じなので、 調和のとれた自然な音質が
得られます。
スピーカーと聴く位置との間には、 視界がさえぎられないようにしてください。 吸音性や反射性のある障害
物は、 音質を落とします
スパイク
設置時には付属のスパイクのご使用をお勧めします。 これらのスパイクにはカウンターナッ トが装備されて
おり、 これにより高さ調整が可能となっています。
床面の高さが一定でない場合、 スパイクでこれを補正すると安定した設置が可能となります。 さらにこれに
よりスピーカーを床面から離すことができるため、 反響音発生の回避にもつながります。
各スパイクから硬ゴム製の脚キャップを取り外し、 ボックス下部のねじスリーブ内にねじ込みます。
スパイクを取り付ける際には誰かにボックスを斜めに支えてもらうと、 床面に傷がつく心配がありません。
まず、 2個の隣接するスパイクをねじ込み、 ボックスを床面へ降ろす前に相応のワッシャを (ゴム面を下に向
けて) 適切な位置に設置します。 その後、 反対側の2個のスパイクも取り付け、 相応に降ろします。
最後にボックスの垂直調整を行ない、 スパイクをカウンターナッ トで固定します。
バイワイヤリングとバイアンプ、 トリワイヤリングと トリアンプ
THE NEW STATEMENTの接続部には8個のネジ端子が装備されています。 これにより、 従来のアンプ接続に
加えてバイワイヤリング/バイアンプ接続およびトリワイヤリング/トリアンプ接続が可能とされています。
左側に (-) 端子があります。
上部の各端子はツイーター分岐と、 中央の各端子はクロスオーバーのミドルレンジ分岐と接続し、 下部の
各端子はウーファー分岐に接続します。 右上にも端子があるため、 これらの端子により2dBの高音域ブース
トを行なうことも可能です。 また、 中央右側の端子を使用すると中音域の減衰も可能となります。
適切な設定は、 再生空間やスピーカー設置方法およびそれぞれのお好みに応じて異なります。
吸音効果の高い室内 (重いソファーやカーテンなどがある場合) に設置する場合にはツイーターを+2dBに
設定し、 吸音効果の低い室内の壁近くに設置する場合にはミッドレンジを-2dBに設定することをお勧めし
ます。
バイワイヤリングとは、 高音域および低音域の周波数を独立したケーブルを介して送ることを指します。 バ
イアンプ法ではケーブルがもう1本必要となるだけでなく、 パワーアンプももう1台追加する必要がありま
す。
トリワイヤリングでは、 さらにもう1本のケーブルとさらにもう1台のパワーアンプが必要となります。
ケーブルブリッジは4個付属されています。
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