ナーシング アンは人体に近い全身タイプのマネキ
ンです。非観血式血圧測定や、心音・呼吸音・腸雑
音、更に胎動の聴診等を通じ正常と異常の判別等、
基礎から応用までの患者ケアをトレーニングできる
デザインとなっています。
正しい手入れとメンテナンスにより、頻繁な使用に
耐える品質を保ちます。
推奨項目
チューブやカテーテル関係は以下をご使用くださ
い。
静脈穿刺針 : サイズ20G以下
気管切開チューブ : サイズ6mm
経鼻胃チューブ : サイズ16Fr
気管チューブ : サイズ7.5mm以下
喉頭鏡ブレード : サイズ#2または#3の直線型か
カーブ型
導尿カテーテルは : サイズ16Fr
浣腸シミュレーション : サイズ7mm
義歯
取り外す時は、しっかり
掴んで持ち上げます。
義歯ケアトレーニングの際の義歯装着および取外し
は、下顎から先に行ってください。
装着方法
a. 下顎から始め、顎の溝に沿ってはめます。(ベビ
ーパウダーを塗布するとすべりが良くなります。)
b. しっかり押し込んで確実に装着してください。
頸動脈拍動
頸動脈拍動はマネキンに繋がっている赤いゴム球を
使って手動で再現できます。拍動の強さはゴム球の
握り具合で調整して下さい。
気管切開プラグと切開後ケア
気管切開プラグ
プラグをつまんで持ち上げると外れ
ます。装着する際は穴にしっかりと
押し込んでください(写真1)。
気管切開後のケア
1. 低刺激性の液体洗剤と水を半々に
コップに入れて混ぜます。
2. 肺と気管を外します。
3. で作った液を、吸引カテーテルに
液が入るまで肺バルーンに注ぎます。
4. 肺を元に戻します。
使用後は必ず液抜きし、
肺を自然乾燥させてください。
気管切開チューブのサイズは数種類使用できます
が、最適サイズは
6mmです。
Laerdal
推奨
写真1
推奨
経鼻胃チューブの固定
ナーシング アンは食道と胃のリザーバーを
内蔵しているため、経鼻胃チューブの挿入と
胃洗浄や胃管栄養法などの手技が使えます。
潤滑を良くするため、経鼻胃チューブや経口チュー
ブの挿入前にシリコンスプレーか液体洗剤をかけて
ください。
気管挿管
挿管器具は以下をお薦めします。
a. 気管チューブ サイズ7.5mm ID以下
b. 潤滑スプレー
c. 10mlシリンジ
d. 喉頭鏡ブレード サイズ#2または#3の直線型かカ
ーブ型
e. 喉頭鏡ハンドル
f. 経鼻胃チューブ サイズ16Fr
チューブやエアウェイは、潤滑の為、予め潤滑スプ
レーをかけてください。
チューブは気管切開プラグを外してから挿管・挿入
してください。
肺
肺は接続部のネジを外せば気管支チューブと分離で
きます。元に戻す時は再度ネジ止めしてください。
胃リザーバータンク
胃リザーバーはコネクタで食道につながっていま
す。リザーバー開口部はマネキンの側部にありま
す。リザーバーに水を入れる際は、100ccのシリンジ
を使用してください。
ベビーパウダーをまぶすと腹部プレートが外しやす
くなります。
腹部プレート
マルチサウンド型
取外し方
1. プレート中央を押します。
2. プレートの端から指を入れて持ち上げます。
3. 腹部音スピーカーのコネクタを外してから、
プレートを外します。
装着の仕方
1. プレートを胴体にかぶせます。
2. 腹部音スピーカーをつなぎます。
3. 臀部にフィットさせながらプレートをはめ込みま
す。
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推奨
推奨
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Nursing Anne