ヒント:
同質のマテリアルの混合用にのみカップを使用し
て下さい。前回の混合プロセスからの残滓は悪い
影響を与える場合があります(例、シリコンが硬
化しない等々)。
推奨: 全マテリアル用カップ(ギプス、包埋剤、
シリコン)。
1. 十分に大きいカップサイズを選んで下さい。
2. 混合するマテリアルをさっと、へらでかき混ぜて
下さい(写真 18)。
3. 適切な攪拌機を使用して下さい(写真 19)。
カップ端部(写真 20a)とカバー端部(写真
20b)が清潔であるように注意して下さい!
4. カップを装置に取り付けて下さい(写真 21)。
カップがしっかりと固定した後で、手を離して下
さい
>>> 表示針は赤い目盛り域外です(写真22a)!
カップを取り付ける際にモーターが自動的に少
し始動しますが、これは正常です。本装置には
カップ取り付け時にモーターシャフトと攪拌機
をロックするカップリング補助装置がありま
す。
5. バキューム形成は自動的にスタートします。
6. バキュームが十分になるまで待って下さい。
7. 混合プロセスを開始して下さい
>>> 制御ボタンを押して下さい(写真 22b)。
混合時間が経過するとピーという音がします。
8. カップを取り外して下さい
>>> 制御ボタンを押して下さい(写真 22b)。
カップは数秒後に外れます。
カップを手で支えて下さい !
5.4 混合プロセスの中断
1. 混合プロセスをストップして下さい
>>> 制御ボタンを1回押して下さい(写真 22b)、
ピーという音がします。
2. カップを取り外して下さい
>>> 制御ボタンをもう一度押して下さい(写真
22b)。カップは数秒後に外れます。
カップを手で支えて下さい!
停電時あるいは本装置を遮断した際にはカップ
は換気され、下に落ちます。
電力が再び入った場合、あるいは入力後には混
合モーターは自動的には始動しません。
5.5 混合時間の設定
制御ボタン(F)で設定した混合時間は表示盤(C)
に表示されます。 混合時間は常に5秒間隔で設定を
変更することができます。混合プロセス中にも変更
することができます。
•
混合プロセス前に設定した混合時間は保存され
ます。
•
混合プロセス中に混合時間を変更した場合に
は、この混合時間は当該の混合プロセスだけに
有効となり、保存されません。
(写真 17)
- 55 -
5.6 回転数の設定
回転数は設定ボタン(D)で設定します。回転数は常
に、混合プロセス中にも変更することができます。
5.7 バキュームの設定
バキュームの強度を制御ボタン(B)で個々に設定す
ることができます。
+ 大きなバキューム(カップ内圧力と外圧の差
が大きい)
−
小さなバキューム(カップ内圧力と外圧の差
が小さい)
バキュームは混合プロセス中にも変更することがで
きます。
ヒント:
包埋剤での実験により、バキュームを最大に設定
することにより、混合が最良のものになることが
解りました(円滑な均質の注出結果)。
これは普通ギプスにも有効です。
中立の試験により個々のケースにおいてバキュー
ムが極度に高い場合には攪拌カップ内の分圧は、
沸騰泡立ちが個々のギプス(例エーテルオイル含
有)で生じる程度にまで下がることが解りまし
た。
皆様のギプスにおいても同様の現象が見られる場
合には、まずバキュームを最大に設定し、エアー
を約 20 秒間、混合物から抜き取り、その後で設
定を 80 - 90% に下げて攪拌することを推奨いたし
ます。
6. 清掃/メンテナンス
清掃と整備作業の前に電源プラグを引き抜いて
下さい。
ミキサー装置 Twister venturi はほとんどメンテナン
スを必要としません。
それにもかかわらず予防的整備として定期的に吸引
フィルターと密閉面を清掃して下さい。
カップの清掃にはアルコール含有の、あるいは
点火性の洗剤は使用しないで下さい。少し湿ら
せて拭き取るだけにして下さい。
6.1 吸引フィルターの清掃
バキューム構造は、クリーンな状態の吸入フィ
ルターによってのみ、保証されます。
吸引フィルター(J)は少なくとも毎月検査し、清掃
して下さい。
バキュームが形成しない場合、あるいは形成に時間
がかかる場合には吸引フィルターも同様に清掃して
下さい。
特にシリコンを混合した後、又は過度に充填し
たカップでは吸引フィルターが汚れやすくなり
ます。作業を進める前に吸引フィルターを清掃
して下さい。
1. 装置を遮断して下さい。
2. 吸引フィルターの螺子を外して下さい(写真
24)、レンチ幅 17mm。
3. フィルターを超音波バスで清掃して下さい(推奨:
ギプス溶剤 GO-2011、商品番号 2011-0000)。
(写真 16)
(写真 23)
JA